トルコ:クーデターに対するアラブ世界と世界各国の奇妙な態度(1)
2016年07月19日付 al-Quds al-Arabi 紙


■トルコ:トルコのクーデターに対するアラブ世界と世界各国の奇妙な態度(1)

【社説】

トルコで軍事クーデターが起こったという報道は、先週の土曜日(16日)の朝、シリアの政府系メディアに大きな歓喜をもたらした。またエジプトや、湾岸のアラブ諸国の資本の衛星チャンネルにおいても同様のことが起こった。しかし、トルコの政権側の態度とレジェップ・タイップ・エルドアン大統領の悪意のこもった喜びがSNS上で明らかになると、エジプトやシリアや湾岸のアラブ諸国の祝賀は、エルドアンとムスリム同胞団への罵倒へと変わった。シリアではクーデターの成功を見越して祝砲が放たれた。

そのような状況の一方で、対照的に、一部のアラブ諸国は初めから公式政府への支持を宣言していた。それらの国とは、厳密に言うとモロッコとスーダン、そしてカタールである。他方で、多くの国はトルコの政権への支持とエルドアンのクーデターに対する勝利への祝福を宣言する前に、慎重な立場をとることを選択したサウジアラビアの態度を注視していた。サウジアラビア政府は、トルコ政府の要請に基づいて在クウェート・トルコ大使館の防衛駐在官がダンマーム市の空港にいたところを逮捕し、トルコ政府と共にあるという立場を慎重に示した。

アラブ連盟については、トルコ政府の指導部にとって都合よくことが運んだ後に、アラブ連盟事務局長であるアフマド・アブー・ガイトがエジプトの衛星放送において以下のように宣言した。「トルコが安定を保つことは重要である。なぜならトルコは重要な国であり、アラブ世界と国境を接しているからだ。万が一その安定が揺らげば、アラブ諸国もますます不安定になるだろう」。これはおそらく〔トルコとアラブ世界の間で〕双方向に読まれるであろう外交声明だ!

(続く)

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( 翻訳者:阿部光太郎 )
( 記事ID:40913 )