ハレドがカルタゴ国際フェスティバルで上演
2016年07月29日付 al-Quds al-Arabi 紙

■シェブ・ハレド「カルタゴ」の観衆を「ライ」のリズムで魅了

【チュニス:ユスラー・ワッナース】

水曜日と木曜日の晩、世界的なアルジェリア人アーティスト「シェブ・ハレド」がチュニスで行われたカルタゴ国際フェスティバルにて開催したコンサートにおいて、観衆は「ライ音楽のリズム」と共に喜びのひとときを過ごした。

「ライの王様」の異名を持つアルジェリアのオランの申し子は、ショーの間「Bakhta」、「Malha」、「Didi」、「Aicha」のような一連の曲に加え「El harba wen」、「Elghurbah」など他の曲を通して、観衆を90年代初頭へといざなった。

ライ音楽の観衆はシェブ・ハレドの曲、舞台上での彼のパフォーマンスやダンス、さらには伴奏のオーケストラのギターや打楽器の音楽と一体化した。

同様に、カルタゴ国際フェスティバルの観客席は数千人の観衆で溢れかえり、彼らの中にはチュニジアで夏休暇を過ごす事を好む多くのアルジェリア人がいた。

ハレドには15枚を超えるアルバムと多くのソロ曲がある。それらの曲によって彼はライの王様の座に就き、多くの賞にノミネートされ、世界最大規模の様々な舞台で歌うことができた。また2012年、ラバト・マワジン音楽祭で彼が開いたコンサートでは、175,000人の観客を動員することに成功した。

シェブ・ハレドは様々なアラブ諸国を讃える楽曲を通じて、カルタゴの歴史的な舞台上からアラブ・マグレブ流の挨拶を贈るチャンスを逃すことはなかった。

ハレドはコンサートの前日に開いた記者会見で、彼と同じ歌のジャンル(ライ音楽)に属するアーティスト達がいるにもかかわらず、自分がスターの座に選ばれた秘密をチュニジア人記者達に語った。彼によると、「仕事を継続し、競い続けること、この二つが成功の最も顕著な特徴だ」という。さらに、「自分以外の他のアーティストは曲やアルバムを出すだけで満足したか、安逸をむさぼったか、あるいは自分が達成したものに惑わされたのだ」という。

同様に、彼はカルタゴ遺跡の舞台に再び登場し、チュニジアの観衆と改めて会えることは、喜びだと述べた。そこで彼はチュジニアの観衆を「センスの持ち主」とみなし、「彼らがいなければ、自分が世界に出ることもなかったし、有名になることもなかった」と述べた。

第52回カルタゴ国際フェスティバルの上演は7月13日から8月20日まで開催される。

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( 翻訳者:明石華乃 )
( 記事ID:40967 )