音楽バンド「JADAL」、若者の夕方公演で「ミリオン」を演奏
2016年08月09日付 al-Hayat 紙

■ヨルダン:音楽バンド「JADAL」、若者の夕方公演で「ミリオン」を演奏
【アンマン:ガーイダ・サーラム】

アンマンにある城塞(シタデル)の頂上で、音楽バンド≪JADAL≫が夕方公演を開催した。熱狂的なロックのリズムとJADALの曲にのる数百人の若者が参加した。今回の公演で特筆すべきは、地元の言葉とロックのリズムにのせた純朴な歌詞によって、ヨルダンにおいて若者が直面する問題が提起されたことと、彼らが日常の中で晒される社会問題が提示されたことだ。

JADALは今回の公演で、13曲の曲を含む第3番目のアルバム「ミリオン」を演奏した。その内の一曲「ミリオン」は、アラブのほとんどの社会が直面する社会的問題を取り扱っている。具体的には、多くの場合において人の振る舞いを支配し、徐々に我々を人間性から遠ざけている個人的、物質的、利己的な利益に基づく人々の他者との接し方を取り上げている。また、「Mesh Hadoul Nasak」という曲は、アラブの諸人民に対して平和と寛容を呼びかけた。

JADALは「Itha Ihna Rohna」という曲で有名となった。この曲は、アーティストグループが不足するインディーズ業界における、ヨルダンのアーティストの実情、とりわけ社会が音楽や歌のアマチュアを支援していない現状を歌ったものだ。ヨルダンではほとんどの制作会社が、いわゆるオルタナティブ・ミュージックを認めていないことで知られている。

(後略)

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( 翻訳者:桑田早季子 )
( 記事ID:41031 )