エジプト:次期大統領選出馬に意欲
2016年08月25日付 al-Hayat 紙
対談中のスィースィーとアブドゥッラー2世(エジプト大統領府)
対談中のスィースィーとアブドゥッラー2世(エジプト大統領府)

■スィースィーは次期大統領選の立候補に可能性を示す

【カイロ:本紙】

エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領は、2018年半ばに実施予定の大統領選挙における自身の立候補について広い可能性を示したが、それは「人民の意思」にかかっているとした。昨日にはヨルダン国王のアブドゥッラー2世とともに、「二カ国間の連携強化、特にテロとの戦いの取り組みと地域情勢」について議論した。

「フェイスブック」上のスィースィー公式ページでは、全国紙の編集長らによるインタビュー記事を公開した。その中の一つで次期大統領選挙の立候補に関して問われ、スィースィー氏は以下のように述べた。「私がエジプト人の意思に応えないことは絶対にあり得ない……。私〔の進退〕はエジプト人民の意思にかかっている。国民が私にもう一度大統領選挙に出ることを望むなら、私はそうするだろう。」

スィースィー氏は昨日、カイロ国際空港でヨルダン国王を出迎えた。両者は専用車にともに乗り、大統領官邸へ移動し、そこで公式的な歓迎式典が催された。式典の前には二者間の非公開会談を行い、式典の後には両国の首相や閣僚、ヨルダン王国の行政責任者らが出席して、幅広い主題を話し合う会合が開かれた。

エジプト大統領府の声明によれば、両者は「特に地域的な危機に対する同様の立場から、政治・治安の様々なレベルにおける連携と協議の強化、そして地域的危機に対処するための主な入口としてのアラブの諸機関の役割強化の点で合意した」。また、両者は「テロリズムや過激思想、テロ組織の危険性に断固として対処するために、国際社会およびアラブ・イスラーム諸国が支えあって努力する必要性」を確認した。

(後略)

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( 翻訳者:新宅涼 )
( 記事ID:41103 )