チュニジア:シャーヒド首相、経済政策で内陸部の不満解消へ
2016年09月12日付 al-Hayat 紙


■チュニジア:シャーヒド首相、経済政策で内陸部の不満解消へ

【チュニス:ムハンマド・ヤースィン・ジラースィー】

チュニジアのハミース・ジャヒナーウィー外相は「もし、リビア危機に対する政治的解決策を早急に講じなければ、チュニジアはテロリスト集団の温床へと変貌する。」と警告した。また、ユーセフ・シャーヒド首相は実業家らに、開発が進まず、貧困率の上昇に苦しんでいる内陸部への投資を呼びかけた。

ジャヒナーウィー外相は記者との対談で「チュニジアにとって最も重要なのは、同国がテロリスト集団の温床にならないように、どのようにしてリビアの全当事者を集め、政治的解決策を早急に講じるかということである。」と述べ、リビア人は彼ら自身でテロを打倒できるとした。そして「残念ながら、チュニジアおよびリビア近隣諸国には未だに危険が存在する。これは長期間にわたる戦争である。我々は戦争に勝つことに専念し、テロリストとの戦いを制した。」と付け加えた。

ジャヒナーウィー外相は、チュニジアがリビアに対する外国の軍事介入を否定していることを、改めて表明した。そして「我々は、国際的な正当性をもついかなる海外への介入であれ、事態の収束に寄与することはなく、むしろ事態を複雑にすると考えている。どんな介入でも、国際的な承認を得たリビアの正当かつ公的な機関からの要請の下で実施されるべきである、というのが我々の見方だ。」と述べた。

またこの記者会見の中で首相は、開発が低迷し貧困率増加に苦しんでいる内陸部への投資を実業家らに呼び掛けた。こうした呼びかけは、一昨日夕方に、チュニジア人実業者および投資家が集まる会合に際して行われた。

(後略)

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( 翻訳者:坂田優菜 )
( 記事ID:41215 )