パレスチナ:電気部門のイスラエルからの解放
2016年09月14日付 al-Hayat 紙

■電気部門の解放に関するイスラエルとの歴史的合意

【ラーマッラー: ワファー通信】

パレスチナはイスラエルとの歴史的合意を成し遂げた。この合意によって、パレスチナは電気部門においてイスラエルの占領支配から解放され、この部門の管理運営をパレスチナのエネルギー当局が担うことになる。

昨日、内政問題機構長のフサイン・シェイフ大臣は、パレスチナの「ワファー」通信社に対し、この合意が、明確な形で電気料金の支払いを行う方法を含んだものであり、パレスチナ当局に1994年の〔自治政府〕設立以来初めて電気部門の鍵を得ることを可能にし、この件における独立を与えると述べた。同大臣の説明によれば、この合意によって、パレスチナのエネルギー当局はこの分野の管理運営を担う唯一の存在となり、イスラエルから購入した電気を〔領域内の〕諸企業に分配するようになる。他方、後者〔イスラエル側〕は、これら諸企業と直接取引することができなくなる。

シェイフ大臣は、この合意により、パレスチナ側に課されていた電気料金の支払いを40%減らすことができ、今後の電気諸料金の支払いに関する合意もなされる見込みであることを述べた。また、この合意が西岸地区とガザ地区の電気公社傘下の諸企業を含むことを指摘した。

同大臣によれば、占領当局はかつて電気関係の支払い金を、パレスチナ当局に許可を得ることなく、パレスチナに割り当てられた予算から直接差し引いていたが、この合意の力により、今後はパレスチナ・エネルギー当局との支払い方法に関する合意がない限り、1シェケルの強制的支払いを行うこともできなくなる。

(後略)

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( 翻訳者:小島千尋 )
( 記事ID:41231 )