パレスチナ:イスラエル軍がパレスチナ人を殺害
2016年09月17日付 al-Hayat 紙

■イスラエル軍が西岸でパレスチナ人を殺害

【ヘブロン(西岸):ロイター】

イスラエル軍は本日(土曜日)、被占領下西岸のヘブロン市のテル・ルメイダで〔イスラエル〕兵士を刺したパレスチナ人を殺害したと発表した。イスラエル軍のオフェーハー・アドライー広報官は、SNS「ツイッター」の自身のアカウントを通じて、以下のように述べた。「パレスチナ人の若者が今朝、テル・ルメイダでの保安検査中に兵士を刺した。軍隊の人員がすぐにこの男を取り囲み、発砲し、殺害に至った。」刺し傷を受けた兵士の負傷の特徴には言及しなかった。また、事件に関するパレスチナ人側からの話は明らかにされていない。

イスラエル軍と警察は、昨日、東エルサレムと西岸における別個の事件において、当局が攻撃者たちを3発の銃弾により死亡させたことを発表していた。

西岸と東エルサレム、ガザ地区では、昨年10月以来の暴力的な事件により、214人を下らないパレスチナ人が殺されている。当局側はそのうち143人は攻撃者とし、その他は衝突や抗議の中で殺されたものとみなした。殺されたパレスチナ人の大多数は、自発的に行動した時に原始的な武器によって殺された。また、33人を下らないイスラエル人と2人のアメリカ人が過去数ヶ月に突発的に起きた事件により殺されている。

パレスチナ指導部が述べたところによれば、攻撃者たちは2014年の和平会談の崩壊と被占領下の土地でのイスラエル人の入植拡張を背景とした失望感に対処しようとして行動している。イスラエルは、パレスチナ上層部とSNSによるイスラエルに対する挑発が攻撃に火をつけているとみなしている。

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( 翻訳者:小倉摩椰 )
( 記事ID:41257 )