パレスチナ:イスラエルにより封鎖された村の入口で抗議の集団礼拝
2016年09月24日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イスラエルが封鎖する村の入口のそばでパレスチナ人が集団礼拝を行う

【ナーブルス:アナトリア通信】

およそ300人のパレスチナ人が、西岸地区北部の都市ナーブルスの北東部にあるベータ村への主要な入口の前で集団礼拝を行った。その入り口は、イスラエル軍により土砂の山とコンクリートブロックで数日前に封鎖された。

「ファタハ」はベータ村において、村の人々に対し、封鎖の継続に抗議して封鎖されている入口で集団礼拝を行い、入口の開放を求めるべきだとすでに訴えていた。アナトリア通信が入手した写しによると、ファタハは、この集団礼拝に先立つ声明において、「道の封鎖は、病人、労働者、サラリーマン、大学生、商人といった市民の活動を妨害しており、このような封鎖は村の全ての階層の人々に影響を与えている」と述べた。そして、「尊厳をもって生活することは我々の権利であり、我々が現在もはや持っていると思えない最も基本的な権利は活動の自由である」と付け加えた。

今週の月曜日(19日)、イスラエル軍のブルドーザーは、入植者の車両への投石を理由に、ナーブルス南部の、ウーダラー、ブーリーン、アイナブース、フッワーラ、アワルタ、ザアタラ、ベータといった村々を土砂の山とコンクリートブロックで封鎖した。

アナトリア通信のインタビューの中で、村長のワースィフ・マアラーは次のように述べた。「イスラエル軍は一部の青年が入植者の車両に石や爆発装置を投げると主張し、村の入口を土砂の山で封鎖している場所で、これらの村に住む約五万人の市民を罰する。この土砂の山は、長距離通勤するサラリーマンや商人などの市民の活動を妨げている」。なお、「ベータ」村にはこの村だけで約1万2000人の、公務員や商人のパレスチナ人が住んでいる。

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( 翻訳者:友添日向子 )
( 記事ID:41303 )