ヨルダン:下院選挙の結果と投票所襲撃問題
2016年09月24日付 al-Hayat 紙

■「イスラーム主義者」連合と派閥連立がヨルダン新国会の姿を描く

【アンマーン:ムハンマド・ハイル・ラワーシュダ】

ヨルダン議会の新下院選挙の最終結果は、イスラーム系野党の注目すべき存在感を示した。アンマーンの第三選挙区と一部諸県の議席において、民主国家の潮流をスローガンにした政治的野党が存在感を示すだろうとしたオブザーバーらの予測は正しかった。いまや、議会派閥の形成と今後に向けたそれら派閥の政治的プログラムの発表が待たれる。

諸々の国際的監視団の記録は数日間にわたる選挙態勢を称賛したが、しかし、中央部ベドウィン選挙区では投票箱への襲撃事件が生じ、選挙〔管理〕独立機構は同選挙区における投票やり直しの決定を検討していた。そうした中、木曜に最終結果の最終的な発表が行われ、同機構長のハーリド・カラールダ氏は最終結果の承認を強調するとともに、同選挙区で不正が行われた10の投票箱のうち4つの投票結果を撤回し、「武装した攻撃」による襲撃であったと表現した。

〔議席を失った〕旧左派野党勢力は、1時間以上にわたり、いくつかのサイトの放送を通じて、投票箱の襲撃について発言を続けた。その発言では、事件に関して負うべき責任の所在や「犯人」像について詳しく説明されることはなく、投票所を襲撃した者は「民主主義に耐えられないのだ」と述べられた。同勢力は選管機構に対し、本来17ある投票箱のうち13の結果を承認すべきとする法律の適用に従うべきことを強調した。というのも、電子投票と紙媒体の投票を照合すると、4つの投票所において不正の疑惑が持ち上がったからである。

(後略)

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( 翻訳者:遠藤沙穂 )
( 記事ID:41320 )