セターイェシュちゃん殺人事件の裁判、始まる—被告が驚愕の告白(1)
2016年09月15日付 Iran 紙


【イラン紙17面:事件班マアスーメ・モラードプール】今年世間を騒がせたとある事件の犯人の裁判が、事件の捜査の過程で生じた喧々囂々たる騒ぎを経て、昨朝、モハンマド・ホセイン・ハーザニー判事を裁判長として、テヘラン州刑事裁判所第7法廷にて始まった。

 殺害時に17歳だったこの事件の犯人は、6歳のアフガン人少女を誘拐し、悪魔の所業かと思わせるような乱暴を働いた後、犠牲者を殺害し、その後遺体に酸をかけて焼却した罪に問われている。

 「イラン紙」の事件記者が伝えたところによると、事件が起きたのは今年のファルヴァルディーン月21日(西暦2016年4月9日)の正午のことだった。母親が娘のセターイェシュを心配して探していた時、よもやアミールホセインが年端もいかぬ娘を果物ナイフで殺害し、その遺体を箱に入れて隠蔽していたとは知る由もなかった。その翌日、この若者は犯した罪の秘密を学校の友人に打ち明け、少女の遺体を消去する作業で助けを求めた。

 友人は彼に、遺体を酸で焼くよう提案した。この友人がアミールホセインを助けるために家に行き、小さなセターイェシュの遺体に直面すると、怖くなってその場から逃げ出し、事情を地区の金曜礼拝導師に伝えた。

 警察官らはただちに犯行現場に急行し、アミールホセインを逮捕した。殺害犯もまた、最初の取り調べで犯行を自供した。

 そしてついに昨朝、被告人は裁判のためにテヘラン州刑事裁判所の法廷に身柄を移されたのである。審理の冒頭、被害者の親族(セターイェシュの両親)がハーザニー判事に対し、年端もいかぬ娘を殺した犯人をキサース刑(同害報復刑)に処すよう求めた。

 続いて、検察代表が起訴状を読み上げると、セターイェシュの母親は幼い娘の殺害の一部始終を聞くことに耐えきれず、床に倒れこんだ。そこで裁判長は、悲しみに打ちひしがれた女性がこれ以上つらく悲しい思いをしないよう、彼女の付添人に対して彼女を法廷の外に連れ出すよう求めた。

つづく


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( 翻訳者:TSR )
( 記事ID:41331 )