シリア:反体制派がロシアとイランを非難
2016年10月11日付 al-Hayat 紙

シリア:反体制派がロシアとイランを非難

■シリア反体制派はロシアとイランを占領国家とみなす

【リヤド:アブドゥッラー・アッ=ドゥウヤーン】

シリア反体制派のリヤド最高交渉委員会はロシアとイランを占領国として非難した。また、両国軍のシリア領内駐留が(シリア)国家の主権と独立に抵触し、非合法であるとしたうえで、自衛のため反体制派諸勢力に武装供与する許可を求めた。
リヤド最高交渉委員会は、サウジアラビアの首都リヤドで昨日(10日)記者会見を行い、国連総会に対し、総会の開催及び開催に際して必要な措置を取るよう訴えた。度重なるロシアの拒否権行使によって、国連安保理が国際的な平和と安全を保護できなくなり、機能不全に陥ったことを受けてのことだ。また、同委員会は国連安保理に対し、砲撃や空爆の停止、民間人への攻撃の停止、強制移住措置や包囲と飢餓を用いた人口動向的変化の停止を義務付ける決議の採択を呼びかけた。さらに同委員会は、すべての国家と地域組織に対して、「保護に対する責任」の原則に基づく義務を果たすよう国連安保理が呼びかけることを求めた。
リヤド最高交渉委員会は今月10月8日と9日に会合を開き、シリア政権その同盟がアレッポにおける「軍事的解決」を推進し続けていることに関して論議した。「軍事的解決」とは、アレッポから住民を退去させようとするものだ。リヤド最高交渉委員会はこれを「疑わしい諸プロジェクト」と呼び、その目的をアレッポの国民的アイデンティティーのはく奪、シリア人民に対するテロ行為の深刻化だとした。

(後略)

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( 翻訳者:菅沼実祝 )
( 記事ID:41401 )