イエメン:フーシー派が停戦合意に違反
2016年10月21日付 al-Hayat 紙

■停戦合意後数時間でイエメンに43回侵攻

【ジャーザーン:ヤヒヤー・ハルダリー、リヤド、サナア、アデン、本紙】

フーシー派とアリー・サーレフ元大統領派民兵は、水曜日の夜に発表された停戦合意に、その開始から数時間で違反した。具体的にはタイズ県東部、北部、西部およびマアリブ県西部のスィルワーフ、首都サナア東部ニフム地区の各前線にある人民抵抗勢力やイエメン政府軍の拠点を爆撃したのである。また、サウジアラビアのジーザーン州ヒルス県に対し、ミサイルを発射した。これにより、サウジアラビア人男性1名とその子供が負傷した。

イエメンにある連合軍所管監査諸委員会は、停戦合意に対して43件の侵犯があったと明らかにし、それらの一部がサウジアラビアとイエメンの国境線上、特にサウジアラビアのナジュラーン州とジーザーン州で発生したと言及した。これらの地域はロケットやミサイル、近距離からの銃撃、狙撃の攻撃を受けた。

連合軍は昨日発出した声明で、「承認を受けた交戦規定に従って攻撃実行者に反撃した」と明らかにした。また「反撃は、停戦合意に対する侵犯を乗り越えるまで続くだろう。反撃を慎重に行いつつ、上空と海上での検問及び飛行と航行の禁止を続けていく。さらにフーシー派と同派を支援する軍隊のあらゆる動きを上空から監視していく」と言及した。

抵抗勢力や国民軍が伝えたところによると、フーシー派とサーレフ元大統領派民兵は停戦発表から数時間後、サナア北東ニフム地域で9件の停戦侵犯を犯したという。さらに、複数の情報筋が伝えたところによると、ジャウフ県ではフーシー派の民兵がマスルーブにある政府軍と抵抗勢力の拠点を攻撃し、政府軍と抵抗勢力合わせて3名が死亡したという。政府軍はこの攻撃に反撃して多数の人的損害をもたらし、フーシー派が占拠するサーキヤ・キャンプに向けて進行したという。

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( 翻訳者:中山玲 )
( 記事ID:41456 )