サウジ: 諮問評議会議長とトルコのエルドアン大統領が協議
2016年10月20日付 al-Hayat 紙


■エルドアン大統領がサウジ諮問評議会議長とイスラーム世界の政治及び安全保障上の諸問題を協議

【アンカラ:本紙】

トルコのエルドアン大統領は、イスラーム協力機構(OIC)の第36回目会合に際し、サウジのアブドゥッラー・アール・シェイフ諮問評議会議長と同機構に加盟する諸国家の議会使節団団長らと会談し、イスラーム世界の政治、安全保障、経済の諸問題について議論した。

さらに、アール・シャイフ議長はOIC執行会議の各国代表団との会合で「パレスチナ問題は最も重要である。その解決と国際協定や国際条約、平和イニシアチブで定められていることに応える努力を結集しなければならない」と強調した。また同議長は「60年以上続くパレスチナ人の苦しみは、占領や移住、繰り返される侵攻、そしてイスラエルによるパレスチナ人の土地に対する入植地建設を経てきた」と指摘した。

また国営サウジ通信(SPA)によると、アール・シャイフ議長は、シリア人民の悲劇に言及し「サウジアラビアは危機の当初からシリア政府に対して民間人を標的とした軍事兵器の使用を中止するよう要請した世界で最初の国のひとつである。またサウジは、人道主義とイスラーム主義的立場からシリア人民の危機に対処し、シリア人に門戸を開いた。すなわち、サウジは危機勃発以降、250万人近くのシリア国民を受け入れ、彼らに完全な移動の自由を与えた。さらにサウジ国内に滞在を希望する者には正規のビザを与えた。ビザが発給されたことによって、無料で医療サービスを受ける権利や、労働市場で正規に働く権利、そして教育を受ける権利が彼らに与えられた。同様に、サウジの努力はヨルダンやレバノンといった近隣諸国に避難している数百万のシリア人を抱擁する幅広いものであった」と言及した。

(後略)

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( 翻訳者:長谷川健司 )
( 記事ID:41461 )