リビア:危機解決に向けた周辺国外相級会議
2016年10月21日付 al-Hayat 紙

■リビア周辺諸国は外国からのいかなる軍事介入を拒否

【ニヤメ・トリポリ:AFP通信・ロイター通信】

リビア周辺諸国は、一昨日、ニジェールの首都ニヤメで開催された会議において、リビアにおける「外国からのいかなる軍事介入」を拒否することを宣言し、5年以上続く危機の解決に向けて最大限の協力を要請した。

この外相級会議の閉会に伴って出された声明では、「大臣たちは外国からのいかなる軍事介入への拒否を新たにし」、「危機解決に繋がる協力を望む国々や組織に対し、いかなるイニシアチブであれ、それが引き起こすことについてそれぞれの評価や立場、見解を考慮するように呼びかけた」。また、声明では以下のように付言された。「リビアにおけるテロ組織の撲滅は、国際的な法の枠組みに則ったものでなければならない。これを目的とする現在進行中の諸プロセスは、国民一致政府の最高評議会の要求にもとづくものでなければならない。」

ニジェールのイブラーヒーム・ヤウクーバー外務大臣は、「リビア周辺諸国は、国連と国際社会が目指す危機の解決に、十分な形で参加していない。我々こそがこの危機の負担を第一に引き受けている」と述べた。加えて、「解決策の模索プロセスを率いる者たちに対する我々の批判は、彼らが我々の言うことにきちんと耳を貸さないということだ」と述べ、リビア内戦の解決模索プロセスの指導部として、「国連とアフリカ連合、アラブ連盟から構成されるトロイカ体制〔複数の共同指導者による組織運営体制〕の設立」を要請した。

同大臣はまた、「この危機に関わるすべての当事者は、テロ組織を除き、最大限の範囲をカバーするものとしての対話に参加しなければならない。政府の正当性はリビアの国土のすべてに及ぶ必要がある」と強調した。

(後略)

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( 翻訳者:小島千尋 )
( 記事ID:41465 )