エジプト:サウジアラビアとの不仲を否定
2016年10月27日付 al-Hayat 紙

■カイロはリヤドとの間の危機の存在を否定

【エジプト:本紙】

エジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣は、自国とサウジアラビアとの間の危機の存在を否定し、「二ヶ国間には継続的な協議がある」ことを強調した。また、「エジプトはアラブの連帯の強化に努め、〔エジプトとサウジの〕人民への奉仕とアラブの安全保障の維持に取り組んでいる。……エジプトにとってアラブの安全保障は主要な柱である」と述べた。

シュクリー氏は、昨日シャルム・エル・シェイクで開催された「アフリカにおける平和の仲介者・代表者会議」に際して行われた記者会見で、「シリアやリビア、イエメンにおいて起きていることとアラブ問題への介入」への懸念を表し、「エジプト外交政策の役割は、アラブのきょうだいとともにすべての危機の解決に取り組むことである」と強調した。

シリアにおける危機の増大について、シュクリー氏は、「エジプトは主要関係国レベル、国連レベルであらゆる努力を行うことを惜しまない。〔国連の〕安全保障理事会におけるエジプトの役割は重要である……。我々はシリア国民がさらされている苦難に心を痛めており、この危機の終結にむけて取り組んでいる。また、我々はシリア情勢に対して明確な見解を抱いており、シリア国民の苦しみを取り除くため、人道的支援を届けることを重点的に行っていく」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:高見佳 )
( 記事ID:41496 )