イラク:イラク軍が初めてモスルに到達
2016年10月31日付 al-Hayat 紙

■イラク軍がモスルに初めての進入を記録する

【バグダード:本紙】

昨日、イラク軍は初めてモスルに入り、次いでカラーマ地区に進行した。合同作戦指導部は「三つの環状道路からチグリス川左岸に向けて進軍を開始し、バルテラ地区に属するバズワイヤ村、トブルク村、タフラーワ村を制圧した」と強調した。対テロ部隊司令官のアブドゥル・ガニーユ・アサディー将軍は、同部隊がこれら諸村を奪還した後に前進を続け、クワジャリ村の工業地帯に入り、同村を包囲したと述べた。一方、アブドゥル・ワッハーブ・サーイディー将軍はモスルの中心部から7キロメートル離れた地点に集結したと強調した。

モスル北部と東部の環状道路では「ペシュメルガ」部隊が多くの村々を掌握、防備を強化した。

こした動きに合わせ、イラク連邦警察即撃部隊は、カイヤーラ基地を拠点とする有志連合の砲撃支援を受け、南の環状道路から北へ向かって前進を続けた。

警察部隊はシューラ地区において敵方の残存兵等の浄化を完遂した。この地区は10日間続いた包囲の後、同部隊が日曜日に奪還した。

南部前線からの進軍速度は速いが、モスル中心部に到達するにはまだ距離がある。軍部の司令層は、今回の攻撃には数週間、ないしおそらく数ヶ月を要するだろうと発表した。また、人民動員のうち大きな勢力である「バドル軍団」の司令官であるハーディー・アーミリーは南部の前線から以下のように強調した。「モスルの戦いは清らかなものにはならないだろうが、たとえ戦いが数ヶ月にわたるとしても我々は戦う準備ができている」。

(後略)

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( 翻訳者:下條実紘 )
( 記事ID:41522 )