シリア反体制派がアレッポでの支援施策に合意
2016年11月24日付 al-Hayat 紙

■国連:反体制派がアレッポでの支援計画に合意

【ジュネーブ:ロイター】

国連の人道問題担当アドバイザーのジャン・イーグランド氏は木曜日、包囲下にあるアレッポ東部のシリア反体制派が支援物資輸送と負傷者の退避にかかる国際機関の計画に同意したものの、ロシアとシリア政府からの許可を待っていると述べた。

厳しい寒さの冬が始まったが、現在、アレッポ東部では27万5千人がシリア政府の包囲網下にある。最期にこの地域で国連の食料配給が行われたのは11月13日のことだ。

またイーグランド氏は何百台ものトラックが支援物資搬入のために政府統治下にあるアレッポ西部とトルコで待機中であるが、国連は大規模で複雑かつ危険な搬入作業を準備するにあたり、作業実施の72時間前にシリア政府に搬入準備の通達をする必要があると付言した。

また同氏は「我々は現在、アレッポ東部の反体制派武装集団から得た書面の原則的合意書を所持している」と報道陣に伝えた。さらに「なお私は、ヌスラ戦線から名称を変えたシャーム解放戦線の戦闘員ではなく、国際組織と接触のある反体制派の戦闘員について話している」と明らかにした。

そして、次のように付言した。「我々は4つのポイントからなる今般の計画について、ロシアから口頭で合意を得ている。我々は、書面による合意と無条件の支援をロシアから必要としており、今もシリア政府からの返答を待っている」。

イーグランド氏は、支援物資の搬入計画にはアレッポ東部に残る30名の医師らの交換も含まれているとし、近日中に支援物資の搬入計画が実施されることを願うと述べた。

(後略)

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( 翻訳者:鈴木愛理 )
( 記事ID:41656 )