エルサレム:イスラエルがアル=アクサーモスクの開放時間を延長
2016年12月05日付 al-Hayat 紙


■イスラエルがアル=アクサーモスクへの「侵入時間」を延長

【ドバイ:本紙】

パレスチナ公式メディアによれば、エルサレムとパレスチナの諸団体は、イスラエルの占領当局による入植者と外国人観光客のためにアクサーモスクの午前中の開放時間を延ばすという決定を警告した。

その決定によると、開放は占領地エルサレムの現地時間午前7時30分から11時までとなるという。

この決定は、公式統計が先月(11月)中1256人の入植者が同モスクに「侵入」したと示したことを受けてのものである。ヨルダンのワクフ省が所管するエルサレムのワクフ・イスラーム担当局の声明によれば、先月996人の入植者と182人のユダヤ人学生、148人のイスラエル警察が同モスクに入り込んだという。

また同局はこうつけ加えた。「これはイスラエルが意図する時間的・空間的な分断の一環であり、2国間で締結された諸協定を根拠とする神殿の丘並びにエルサレムの諸聖域に対するヨルダンの主権と監督権への抵触とみなされる」。

占領当局はほぼ毎日、入植者たちが2つの時間帯に糞門を通りアクサーモスクに入ることを許している。冬は昼の礼拝の後に加えて午前7時30分から10時までとなるが、このような「侵入」は金曜と土曜を除いて毎日、午前中と昼の礼拝後の2つの時間帯に行われている。

また、ユダヤ神教諸学院の学生36名を含む58人の入植者が、昨日の午前中イスラエル軍の厳重な警護のもと糞門を通りアクサーモスクに「侵入」した。

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( 翻訳者:森本瑠 )
( 記事ID:41726 )