シリア:トランプ米次期大統領はシリア政策について初めて言及「シリア領内に安全保障地帯を設置し、人々に機会を与えたい」
2016年12月17日付 その他 - Syria Arab Spring.info 紙


■アレッポ市東部からの退去者数が約9,000人に達するも、シリア軍は反体制武装集団の停戦違反を理由に作業の一時中止を発表(2016年12月16日)
アレッポ県では、SANA(12月16日付)によると、アレッポ市南東部で籠城を続けてきた反体制武装集団戦闘員とその家族の退去作業が、反体制武装集団の違反によって一時中止された。 反体制武装集団が、戦闘員とその家族が乗る旅客 …

■反体制派はイランの民兵が戦闘員とその家族を乗せたバスを拉致したと主張(2016年12月16日)
AMC(12月15日付)など反体制メディアは、複数の反体制活動家の話として、イランの支援を受ける民兵組織が、アレッポ市南東部から同市郊外のファトフ軍支配地域に戦闘員とその家族を搬送中の20台からなるシリア政府の旅客バスの …

■WHOシリア駐在代表のホフ氏は反体制武装集団戦闘員およびその家族の退去を支援するスタッフに退去要請、理由は明言せず(2016年12月16日)
国連世界保健機構(WHO)のエリザベス・ホフ・シリア駐在代表はアレッポ市南東部からの反体制武装集団戦闘員およびその家族の退去作業が中止されたことに関して、「赤十字国際委員会と赤新月社、WHOのスタッフに退去を要請した」こ …

■首都ダマスカスで男が女児を抱きかかえたまま自爆(2016年12月16日)
ダマスカス県では、SANA(12月16日付)によると、マイダーン地区の警察署内に爆発物を持った男性が侵入し、自爆し、女児1人と自爆犯が死亡、警官一人が負傷した。 ダマスカス県警察によると、自爆犯は、迷子になっていたという …

■シリア軍はヒムス県東部、アレッポ市東部郊外でダーイシュと交戦(2016年12月16日)
ヒムス県では、ARA News(12月16日付)によると、タドムル市西方のタイフール航空基地一帯でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。 ** アレッポ県では、SANA(12月16日付)によると、シリア軍がアレ …

■ダーイシュに忠誠を誓う市民革命家のサールート氏がアル=カーイダ系のファトフ軍の拠点イドリブ市でアレッポ市救済のデモを主導(2016年12月16日)
イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(12月16日付)によると、イドリブ市でアレッポ市救済と反体制武装集団の統合を求めるデモが発生し、数千人が参加した。 デモには、アブドゥッルバースィト・サールート氏が参加者を主導した …

■活動休止中の「穏健な反体制派」4組織がシャーム・ファトフ戦線との対立を解消し、活動再開を宣言(2016年12月16日)
シャーム・ファトフ戦線との闘争に破れ活動を停止していた「穏健な反体制派」(自由シリア軍)4組織が共同声明を出し、反体制派内での「すべての対立を中断」し、戦列に復帰すると発表した。 共同声明を出したのは、シリア革命家戦線( …

■イラン革命防衛隊のスライマーニー司令官がアレッポ城などを視察(2016年12月16日)
ARA News(12月16日付)などは、イラン革命防衛隊クドス軍団のカーセム・スライマーニー司令官が、シリア軍によって解放されたアレッポ市東部のアレッポ城一帯を視察、その写真がSNSなどを通じて拡散された。

■トルコ軍と反体制武装集団はロジャヴァの拠点都市アイン・アラブ市郊外、アフリーン市を攻撃(2016年12月16日)
アレッポ県では、ARA News(12月16日付)によると、トルコ軍がアイン・アラブ市西部郊外にある西クルディスタン移行期民政局人民防衛部隊の拠点を砲撃した。 また、反体制武装集団が西クルディスタン移行期民政局の拠点都市 …

■YPG主導のシリア民主軍はラッカ市北西部でダーイシュとの戦闘を続ける(2016年12月16日)
ラッカ県では、ARA News(12月16日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛部隊主導のシリア民主軍がラッカ市北西部のアブー・ハウヤー村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。 ** 北の太陽大隊は声 …

■ロシアのプーチン大統領はシリア内戦終結に向けた和平合意をカザフスタンで開催することでトルコと合意(2016年12月16日)
ロシアのヴラジミール・プーチン大統領は東京での記者会見でシリア情勢に言及、そのなかで反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室、ないしはアレッポ軍)が支配してきたアレッポ市東部をシリア軍が解放したことに関して、「アレ …

■トランプ米次期大統領はシリア政策について初めて言及「シリア領内に安全保障地帯を設置し、人々に機会を与えたい」(2016年12月16日)
ドナルド・トランプ米次期大統領は、ペンシルベニア州で開いた支持者への感謝を伝えるための集会でシリア情勢に触れ、そのなかでシリア国内に「安全保障地帯」を設置すると述べた。 トランプ氏は「シリアで起きていることに目を向けると …

■米主導の有志連合は12月15日にダーイシュがシリア軍から奪取したタドムル市などに対して15回の空爆を実施(2016年12月16日)
米中央軍(CENTCOM)は、12月15日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。 それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して18回の空爆を実施、このうちシリア …

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( 翻訳者:シリア・アラブの春顛末期 )
( 記事ID:41777 )