ベイルート:身元不明の遺体発見
2016年12月19日付 al-Hayat 紙

■シリア国境付近で発見された遺体の身元を特定するDNA鑑定の結果を待つ 

【ベイルート:本紙】

治安情報筋 が『ハヤート紙』に明らかにしたところによると、 レバノンとの国境付近のシリア領内で多数の遺体が発見された件でメディアに騒動が生じた。さらに、それらの遺体が2014年8月2日以来ダーイシュにより誘拐されていたレバノン軍人ではないかとの懸念 も生まれた。これらのことは事態の展開に先行してしまい 、この件に関して早急な進展を急がせた という。

また治安高官情報筋は 、これらの遺体は約2週間前に発見され、そのうち8体はシャツと青いズボンを身に着けており、残りの遺体はレバノン軍の軍服と一致してるか判然としない 迷彩服を着ていたと明かした。

また同情報筋によれば、これらの遺体が発見された後(カルムーン県で見つかったと報告されているように)本件は、レバノン検察長アッバース・イブラヒームに通達 されたという。通常、レバノン検察長は本件のような事件に関してシリア当局とレバノン当局との間を仲介している。

さらに同情報筋は、イブラーヒーム検察長がレバノン軍人の誘拐事件ならびに彼らの解放の交渉をレバノン政府から委任されており 、ダーイシュが誘拐したかもしれないという可能性を含むいくつかの仮説を立てながら本件に当たっていると 指摘した。この仮説を立証すべく、検察長は見された遺体のDNAと照合して身元を特定するため、レバノン軍兵の家族にDNAの提出を要請した。

(後略)

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( 翻訳者:中山玲 )
( 記事ID:41791 )