レバノン:パトロンがアレッポ教区のパトロンを鉄と火の終結で祝う
2017年01月06日付 al-Hayat 紙

■マロン派総主教がアレッポ教区長を鉄と火の終結で祝う

【ベイルート:本紙】

マロン派の総主教ベカラ・ブートロス・ライは「私たちのレバノン社会は多くの価値観を失っており、前進を必要としている」とした。さらに以下のように注意喚起した。「この悲惨な中東では恨み、憎しみ、戦争、暴力、流血、テロが日に日に増している。それゆえ、我々は福音書における兄弟、平和、尊厳、人間らしい生活といった文化的多様性をより一層必要とするようになった」。

総主教は昨日、ブケルケにおける公現日のミサにおいて説教を行った。その際、アレッポ教区長である大司教ジュジーフ・トゥーブジーが総主教の世話役を担った。総主教は大司教を歓迎し、大司教とアレッポの全ての息子たちに、鉄と火の終結を祝福した。

また総主教は以下のように述べた。「私たちは、アレッポの息子たちがアレッポに帰還し、そこで新たに生活を送れるようになり、そして皆におかえりなさいと言うことを望んでいる。命を落とし代償を払った全ての犠牲者、そして流された血は、アレッポの平和、シリアの平和、イラクとパレスチナの平和のためとなる」。さらに「人類は世界の一部であるこの地域を自らの恨み、政治、権益を以て鉄と火の土地にした」と述べた。

さらに総主教は「我々のキリスト教徒のアイデンティティーを取り戻すため」として祈りを呼びかけ、以下のように述べた。「この祈りは、世界中の文化への浸透を呼びかけるキリスト教徒の文化を形作るメッセージである。私たちはこのメッセージにおいて内側から働きかけ、我々が共に暮らす他文化に対し、キリスト教徒の価値観を伝えている。これこそ、我々キリスト教徒の営みの価値のすべてである」。

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( 翻訳者:三根菜月 )
( 記事ID:41918 )