エジプト:大学教育を向上させるためのいくつかの提案
2016年12月05日付 Al-Ahram紙

■大学教授:教員、試験制度、教育の理念における危機

【カイロ:本紙】

教育の専門家らの意見は(本紙の)「若者と教育」のコーナーに寄稿され続けている。専門家らはそこで教育の発展に関する問題や、教育改革についての意見や考えを表している。ここで言う改革とは、2016年10月にシャルム・エル・シェイクで開催された学生委員会の勧告の一つとして要求されたものだ。この学生委員会において、カイロ大学の小児医学教授のワーイル・ルトゥフィー博士は、大学前の教育での危機を指摘し、以下のように述べている。「エジプトに教育を望む学生と教員、そして子どもたちの教育を求めている保護者がこれほど十分いるだけならまだしも、彼らは教育のためなら自己を犠牲も厭わない。しかしその結果は不十分である。こうしたことは制度の不備によるもので、驚くべきことだ」。

少し前に述べたが、かつて村のクッターブ(コーラン学校)への志願者数は私たちが今日目にするよりも高かった。なぜだろうか。ここで私は簡単な提案を示したい。が、今にもその有効性を断言してしまいそうだ。

人事調整を毎年行って教員を学校へ配属し、各教員に受け入れたい学生数を決定させることである。ただし、これは生徒の受け入れ業務の委託を受けている学校内に限る。

学費を支払う大多数の学生に対し、全体の15%から20%の学生に優れた教員のもとでの無償教育を許可することである。その際の資金は、あらゆるサービス―これこそ教育費である―によって学校が年度中に獲得する収益によって賄われる。その結果、各教員のカリキュラムは学習と金銭の点で独立して作られる。さらに、税金が控除されて、利益の一部は教育サービスの業務委託を受けた教員の収入に加えられる。

学生がカリキュラムに参加し、試験を受けられるか否かの認証を、当該の学年度で委託業務の契約をする教員に決めさせることである。最善策は、中央監視システムによるバーコードかQRコードのついた個人IDカードをすべての学生に配布することである。さらに、教員に好きな時間帯(昼はより良い時間帯で、また夜も然り)に学校を利用する権利を与えることである。

これらの新しい提案によって、教育における場当たり的な二重基準は防がれる。また、教育支出における二重基準も禁じられる。大衆に対する必要不可欠な国家の監視の下、教員と学生は、学校の中だけで時間を管理できるようになる。教員の収入は、誰からも干渉されない自分の能力に応じて決まる。学生は、無理強いされず自分で教員を選択することができる。

(後略)

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(翻訳者:了源康平)
(記事ID:41927)