国境なき医師団、シリアでの病院砲撃に関してロシアとシリアを非難
2017年02月16日付 al-Hayat 紙

■シリアでの病院爆撃に関して、ロシアおよびシリア政府が非難を受ける

【パリ:AFP】

国際NGO「国境なき医師団」(MSF)は昨日新しい情報を発表した。その情報に基づきMSFは、2016年2月に起きたシリア北西部の2つの病院への攻撃は、ロシア軍とシリア軍が行ったとして非難した。攻撃された病院の一つは、MSFが支援する施設だった。

イギリスの調査研究機関「フォレンジック・アーキテクチャー」の広報担当者によると、インターネット上で公開されたビデオ記録が、「ロシア軍とシリア軍による病院への組織的な攻撃」を明らかにした。なお「フォレンジック・アーキテクチャー」は、MSFが「最も細密な」(事件の)分析を委任した機関である。

2016年2月15日、現地時間の午前9時頃、「4回の攻撃」が反体制派グループ支配下のイドリブ県にあるMSFに支援された病院を直撃した。その45分後、救助隊が作業している間に、その場所は新たな攻撃を受け、合計25人が殺害され11人が負傷した。

それから間もない午前11時頃、そこから6キロ離れたマアラット・ヌウマーンにある公立病院が爆撃を受けたが、この事件による犠牲者の総数は未だ分かっていない。

「フォレンジック・アーキテクチャー」は、ネット上に投稿されたおよそ10のビデオ記録を分析した。それらの中で、拡大されたいくつかの画像により、その攻撃が、標的を定めて行われたものだった事が明らかになった。またセンターはその場面の正確な地点を特定するために衛星画像を使い、一方で目撃者の証言やそれに関係する飛行機の音を聴取するための音声クリップを調査した。

(後略)

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( 翻訳者:鈴木愛理 )
( 記事ID:42165 )