イラク:モスル市の被害が深刻さを増すなか 、米軍は戦闘が困難だと強調
2017年03月27日付 al-Hayat紙

■モスル市が被災するなか 、米軍は戦闘が困難だと強調

【バグダード:フサイン・ダーウド 】

イラク治安部隊がモスル市解放計画を変更するなか、市街戦の訓練を受けた 対テロ部隊 は同市西側地区を攻撃した。また、これに先だって 、市民数百人が死傷した空爆を受け 、イラク連邦警察部隊はモスル市南部への攻撃を停止した。

米軍は、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーが民間人のなかに紛れ込んでいるため、戦闘が困難だと述べた。一方、軍事作戦やインフラ破壊により避難民危機や民間人犠牲者が生じたことを背景に、ニーナワー 県地方政府は同県が被災したとの見方を示した。

モスル市のイラク軍上級士官は『ハヤート』 に対し、対テロ部隊が同市南側地区ではなく西側地区の「ダーイシュ」の本拠地 に向けて新たな攻撃を開始したと述べた。また「民間人のいないナフラワーン地区 に突入し、ラジュム・ハディード地区、ワーディー・アイン 地区を再制圧 した。今後もチグリス川岸 に近い旧市街に至る 西側地区で進軍 を続ける」と付言した。

同士官はまた「これらの地区にほとんど住民はいない」とつつも「部隊は重火器 を使用せずに慎重に戦っている」と述べた。

連邦警察部隊は、モスル・ジャディーダ地区での有志連合 による空爆で市民数百名が死亡したことを受け、南側地区への進軍 を停止した。2ヶ月前にモスル市東側地区を奪還した対テロ部隊が同市西側地区での戦闘から排除された理由は明らかでない 。なぜなら、 同部隊は、警察部隊と比較した場合、市街戦を専門としているためだ。

モスル市奪還に向けた軍事作戦を指揮するアブドゥルアミール・ヤーラッラー大将 は昨日の声明で「イラク軍のF-16戦闘機はタル・アファル郡 を爆撃し、爆弾製造工場や仕掛け爆弾製造工場 を破壊した」と発表した。また「砲撃によって 、いわゆる「財務局」本拠地を破壊、敵を殲滅し 、武器貯蔵庫とミサイル貯蔵庫も破壊した」と付言した。

「有志連合」が過去2日間において、空爆実施に関する発表を行っていないことに注目が集まるなか 、イラクの国防大臣 は、軍の航空機がモスル西側地区の競技場地区に爆撃を実施し、戦闘員15名を殺害、タンクを破壊したと述べた。

(後略)

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(翻訳者:鈴木愛理)
(記事ID:42366)