シリア:イドリブ県で化学兵器を使用したとみられる攻撃
2017年04月05日付 al-Hayat紙

■イドリブへの「サリンガス」攻撃で数十人が犠牲に

【ロンドン:本紙】

昨日、イドリブ県南部郊外のハーン・シャイフーンを標的とする化学兵器を使ったとみられる攻撃により数十名が死亡した。これは、2013年夏の「グータの虐殺」以来、化学兵器を使った類似の攻撃としては最も危険なものである。活動家たちは、多数の幼い子供を含む犠牲者たちの凄惨な現場の様子を公開した。また彼らは、後続の爆撃が負傷者を治療していた病院を狙ったことを指摘した。ロシアが自国の戦闘機は標的地域を爆撃していないと強調した一方で、シリア軍は化学兵器を使っていないと述べた。なお、反体制派諸派が開始した大規模な攻撃を受けて、先月以降、イドリブ南部郊外とハマー北部郊外の間で激戦が展開されている。

フランスはすぐに安保理の緊急会合を要請し、EU外相フェデリカ・モゲリーニは「最後に責任を負うのはシリア大統領バッシャール・アサドだ」と述べた。またトルコに「今般の攻撃は、シリアにおける戦闘停止の固定にかかるアスタナ会議の進展にとって脅威になり得る」と警告した。

反体制派の「シリア国民連合」は、明け方にハーン・シャイフ―ンに対する爆撃を行ったとしてシリア政府の戦闘機を非難する旨の声明を出した。そこでは「サリンガスの中毒症状に似た症状を引き起こす有毒科学ガスを積載したミサイルを使用し、その結果何十人もの犠牲者と負傷者が出た」と記述された(現時点で70人の犠牲者と200人の負傷者)。また、「ハーン・シャイフーンから来た最初の写真は、2013年の夏にダマスカスのグータ東部で起こった犯罪と、性質において類似する驚くべき犯罪が生じたことを裏付けるものだ」と付言し、当時グータで起こったサリンガスを使用した攻撃を指摘した。

また同連合は安保理の緊急集会に呼びかけ、「迅速な事態究明と、国連憲章第7章に基づく、責任者・実行犯・支援者・共犯者の説明責任を保証するために必要な措置を取る」ことを要請した。

(後略)

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(翻訳者:小島千尋)
(記事ID:42419)