イラク:キルクークでクルディスタン併合に向けた住民投票の実施が決定
2017年04月05日付 al-Hayat紙


■キルクークをクルディスタンに併合するための住民投票

【バグダード、テヘラン:ウマル・サッタール、本紙】

キルクーク県議会は昨日、キルクーク県のクルド自治区への併合について住民投票を実施することを承認した。議会はまた、公的機関でのクルド自治区の旗掲揚を取りやめることを定めた連邦議会の決議を拒否した。イランは、こうした県議会側の措置を地域に緊張をもたらし分割を促す行為とみなす一方、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はこの措置が「違憲」で、「キルクーク県はクルド人だけのものではない」と述べた。

キルクーク県のナジャムディーン・カリーム知事は先月中旬、公式行事や各省庁所轄の公営企業、県部局で、イラクの旗とともにクルド自治区の旗を掲揚することを定めた決議を施行していた。

「クルド同盟」のリバワール・ターハー議員は『ハヤート』紙に対し、「クルド自治区の旗はキルクークで掲げ続けられるだろう」としたうえで、それは「憲法および法律上の権利で、何人たりともその意志を強制できない」と指摘した。加えて「イラクの社会集団の一部が外部の当事者に力を借りることは容認できず、主権を侵害し、その社会集団が憲法に違反していることを意味する。イラク憲法は、あらゆる県の自治区への併合の手順を規定している。だから、県議会の決議に背くことは正当化できない」と述べた。

一方、キルクーク県の「アラブ・フォーラム」運動は、政治、行政、部族の各方面に対して「理性と知恵をもって諸問題の解決を目指す」よう呼びかけた。運動の調整役であるアフマド・ハミード・ウバイディー氏は声明で、「社会集団間のあらゆる意見の相違の解決は、萎縮や感情的になることなく行われる法律に則った対話によるものです。この原則に基づいて権利ある者はみな権利を行使するのです」と述べた。

(後略)

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(翻訳者:石橋弘太郎・堀嘉隆・長谷川岳志)
(記事ID:42420)