シリア:米政権はシリア政策の優先事項がアサド政権打倒でなく、ダーイシュ掃討だと改めて強調する一方、ロシア・イランは「今後いかなる攻撃に対しても報復する」と脅迫
2017年04月10日付 その他 紙


■ダーイシュはヒムス市南東部の対イラク国境で米英の支援を受ける「新シリア軍」と交戦(2017年4月8日)
ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(4月9日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県南東部の対イラク国境に位置するタンフ国境通過所一帯で米英両軍の支援を受ける「新シリア軍」と交戦し、戦闘員2人が死亡、2人が負傷した ...
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■ベルギー軍が米主導の有志連合の作戦への参加を中止(2017年4月9日)
ベルギー外務省報道官は声明を出し、ベルギー軍がシリア・イラク領内でのダーイシュ(イスラーム国)に対する米主導の有志連合の作戦への参加を停止したと発表した。 その理由に関して、SANA(4月9日付)は、ベルギーの複数メディ ...
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■ダマスカス郊外県バラダー渓谷での和解プロセスの一環として逮捕者多数が放免(2017年4月9日)
ダマスカス郊外県では、SANA(4月9日付)によると、バラダー渓谷での和解プロセスの一環として、逮捕者多数を放免する式典が行われ、アラー・イブラーヒーム県知事、ジャマール・ビータール・ダマスカス郊外県警察署長、サーリフ・ ...
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■アサド大統領はイランのロウハーニー大統領と電話会談で「シリアの国民、そして軍は、シリア領内の隅々からテロを掃討する案を練っている」と強調(2017年4月9日)
アサド大統領はイランのハサン・ロウハーニー大統領と電話会談を行い、7日の米軍によるヒムス県シャイーラート航空基地一帯へのミサイル攻撃への対応について協議した。 SANA(4月9日付)によると、電話会談はロウハーニー大統領 ...
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■イランの最高指導者ハーメネイー師「米前政権はダーイシュを創出・支援、現政権はテロ組織を強化しており、テロ組織を支援した欧州と同じ過ちを繰り返そうとしている」(2017年4月9日)
イランの最高指導者アリー・ハーメネイー師は、首都テヘランでイラン軍司令官らと懇談した。 懇談のなかで、ハーメネイー師は、7日の米軍によるヒムス県シャイーラート航空基地一帯へのミサイル攻撃に関して、「米国の前政権はテロ組織 ...
http://syriaarabspring.info/?p=36733

■複数の医療筋によるとハーン・シャイフーン市で有毒ガスが装填された砲弾による攻撃が発生(2017年4月9日)
イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がマアッラト・フルマ村、バスィーダー村、マアッラト・ヌウマーン市などシャーム解放委員会などからなる反体制武装集団の拠点を空爆した。 またロシア軍と思われる戦闘機がア ...
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■アイユーブ参謀長はハーン・シャイフーン市の「テロリストの化学兵器貯蔵庫」を空爆で破壊した航空部隊隊員の戦果を讃える(2017年4月9日)
シリア軍武装部隊総司令部はフェイスブック(4月9日付)で、アリー・アブドゥッラー・アイユーブ参謀長(兼軍武装部隊副司令官)が、4日のイドリブ県ハーン・シャイフーン市での空爆により、「テロリストの化学兵器貯蔵庫」を破壊した ...
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■YPG主導のシリア民主軍はダーイシュとの戦闘の末、タブカ市東部のアッバード村を制圧(2017年4月9日)
ラッカ県では、ARA News(4月9日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛部隊主導のシリア民主軍がタブカ市東部のアッバード村をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧した。
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■ロシア・イラン両政府は「米国はシリアで多くのレッド・ラインを越えた」と非難、「今後いかなる攻撃に対しても報復する」と脅迫(2017年4月9日)
ロシアのヴラジミール・プーチン大統領はイランのハサン・ロウハーニー大統領と電話会談を行い、7日の米軍によるヒムス県シャイーラート航空基地一帯へのミサイル攻撃への対応について協議した。 ロシア大統領府によると、会談で両首脳 ...
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■ファロン英国防相はシリア軍による化学兵器攻撃にロシアは間接的責任があると批判(2017年4月9日)
英国のマイケル・ファロン国防大臣は『サンデー・タイムズ』(4月9日付)で、4日のイドリブ県ハーン・シャイフーン市で化学兵器が使用された事件に関して、「ロシアは先週多くの民間人が犠牲となった事件に間接的に責任がある。ロシア ...
http://syriaarabspring.info/?p=36744

■ヘイリー米国連大使「米国の優先課題はダーイシュ撲滅、イランの影響力排除、そしてアサド政権打倒」(2017年4月9日)
ニッキー・ヘイリー米国連大使はCNN(4月9日付)の番組に出演し、そのなかで、ドナルド・トランプ米政権の優先課題に関して、ダーイシュ(イスラーム国)を敗北させること、シリアにおけるイランにおける影響力を排除すること、そし ...
http://syriaarabspring.info/?p=36746

■ティラーソン米国務長官「米国の対シリア政策の優先課題はアサド政権打倒ではなく、ダーイシュ殲滅」(2017年4月9日)
米国のレックス・ティラーソン国務長官はABC(4月9日付)のニュース番組に出演し、対シリア政策の最優先事項が、ダーイシュ(イスラーム国)殲滅で、アサド政権打倒ではないと改めて述べた。 ティラーソン国務長官は「シリアにおけ ...
http://syriaarabspring.info/?p=36748

■米軍のミサイル攻撃を受けたシャイーラート航空基地は復旧し、反体制派ではなくダーイシュに対する航空作戦を再開(2017年4月9日)
ヒムス県のタラール・バラーズィー県知事は、7日に米軍によるミサイル攻撃を受けたシャイーラート航空基地に関して復旧したと発表した。 『ハヤート』(4月10日付)が伝えた。 ドナルド・トランプ米大統領のツイッター・アカウント ...
http://syriaarabspring.info/?p=36750

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( 翻訳者:シリア・アラブの春顛末期 )
( 記事ID:42454 )