レバノン:軍が「ダーイシュ」の法官を殺害
2017年04月23日付 al-Hayat 紙

■レバノン軍が「ダーイシュ」の司令官を殺害

【ベイルート:本紙】

レバノン軍は昨日早朝、ベッカー県北部のアルサール村郊外にて10人の重要なテロリストを拘束した。さらに同軍は、シリアのカラムーン地方でテロ組織「ダーイシュ」の法長官ハサン・ムライスを殺害した。昨日早朝にレバノン軍の一旅団が実施した急襲誘拐作戦において標的グループと交戦した時のことであった。

 レバノン軍少将のジューゼフ・アウンは昨日「レバノンにはテロリストの安全な場所はどこにもない。軍の目はいかなるテロリストの動きや存在をも見逃さず、即座に対抗できる」と発表した。
 
 レバノン軍は、作戦実行部隊に一切の損失なく今般の作戦を完遂した。作戦実行に先立ち、部隊のメンバーは、アルサール村、および「ダーイシュ」の戦闘員がいるシリアの地域と重なる同村の郊外の間にあるハスン峡谷地帯に到達し、標的が同地域に潜入する動きを補足していたのである。

 レバノン軍参謀本部は、10人の被拘束者の名前と写真(アルサールで拘束されたシリア人6人とレバノン人4人)とムライスの殺害を公表した(なお、ムライスは2014年2月8日に発生したアルサールの軍拠点への襲撃、内務省治安部隊駐屯所への侵入、兵士の誘拐を実行した武装集団に参加していた」。また『ハヤート』紙が軍の情報筋から得た情報によると、ムライスはアルサールの治安部隊情報局の軍曹暗殺に関与していたと供述していたという。同情報筋が明らかにした第一報によると、10人の被拘束者は「ダーイシュ」への食料、武器、資金の流入、索敵情報の提供に従事していたという。また、取り調べにより彼らのさらなる活動が裏付けられている。なお、軍は隠れ家から爆弾ベルトを含む武器や弾薬を押収したと述べている。

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( 翻訳者:石井泉 )
( 記事ID:42553 )