イスラエル、グリーンブラット氏が到着しアッバース氏を囚人の給料を支払っている件で非難することを期待
2017年06月19日付 al-Hayat 紙

■イスラエル:グリーンブラット氏のラマッラー到着に先立ち、アッバース氏による囚人への給料支払いを非難

【ハヤート:本誌】
 イスラエルはアメリカ外交特別代表ジェイソン・グリーンブラット氏を来週ラマッラーに迎え、イスラエルとパレスチナ間の交渉を再開する可能性を再検討する予定である。これに先んじて、同国は、マフムード・アッバース大統領に対し、武装攻撃の実行犯の家族に資金を提供し続けていると非難した。この攻撃とは、金曜から土曜日の夜にかけて、女性兵士1名が殺害され、三人の若いパレスチナ人が殉教したエルサレムにおける2回にわたる攻撃のことである。ベンジャミン・ネタニヤフ首相と閣僚らはアッバース氏が紛争解決にむけた交渉をするつもりがあるのかを問うた。一方、イスラエル政権内部には、アッバース氏は政治プロセスと「無関係」という声もある。これは前首相アリエル・シャロン氏が故ヤーセル・アラファト氏に14年前のラッマラー包囲の前に向けたのと同様の言葉である。

ネタニヤフ氏は閣議に先立つ週間声明の冒頭において、世界に対して「パレスチナ当局に破壊活動家の家族への金銭支払いを止める義務を負わせる」ことを求めた。また同氏は「アブー・マゼンが率いるハマースは、政治プロセスを批判する代わりに、エルサレムでの三人の破壊活動家を殺害した国境警備隊を非難し、3人の死亡者を英雄と称えた声明を出した」と述べた。さらにネタニヤフは、「嘘と図々しさには際限がないようだ。パレスチナ当局は女性兵士殺害に対する非難を拒んでいる。当局そのものが今まさに死亡者の家族に賠償金を払おうとしている。私は世界の国々に、女性兵士の殺害とこれを支持する者達への避難を求める。また、当局に今すぐ破壊活動家の家族への金銭支払いの停止を要求するよう世界の国々に求める。」と述べた。

(後略)
 

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( 翻訳者:竹田悠人 )
( 記事ID:42833 )