モロッコ国王、イード・アル・フィトルに際して562名の拘留者に恩赦を与える
2017年06月25日付 al-Quds al-Arabi 紙

■モロッコ国王、イード・フィトルに際して562名の拘留者に恩赦を与える

【アナドル通信社】

モロッコの国王はイードの夜(土曜/日曜)、イード・フィトルに際して562名の逮捕者に恩赦を与えた。なお、その中には同国北部の「リーフ運動」(リーフ地方での抗議活動)を背景に拘留された活動家は含まれていない。

法務省の声明によると、今年(ヒジュラ暦1438年/西暦2017年)のイード・アル・フィトルに際して、国王ムハンマド6世は562名に恩赦を与える勅令を出した。恩赦を受ける者の中には同国各地の裁判所で判決を受け、現在は釈放中の者(執行猶予付き)や囚人がいる。

国王による恩赦の対象に、同国北部で7カ月以上に亘って続く「リーフ運動」を背景に逮捕された活動家らは含まれていない。モロッコの政界、法曹界及び世論の大部分では、彼らが恩赦を受けるとの期待が広まっていた。

法務省は恩赦を受ける者の名前を公表していないが、多数のリーフ運動の活動家らはSNS上の書き込みの中で同派の拘留中の活動家は誰一人として恩赦が受けられないと明らかにしている。

一昨日の木曜日、モロッコ政府報道官ムスタファー・ハルフィーは「リーフ運動」の逮捕者は127名に上ると発表した。

フサイマ及びモロッコ北部リーフ地方の多くの町や村では、汚職との戦いや「社会的排除」の廃絶、開発の要求を目的とする抗議運動が昨年10月より続いている。抗議活動の発端は、イムズーレンの町出身の魚売りムフシン・フィクリー氏の死が発端である。彼は魚の押収を止めようと抵抗を試みた際に、ごみ収集車の後部に巻き込まれて殺害された。

モロッコ政府は木曜日、国王ムハンマド6世より「リーフ運動で逮捕された全ての活動家の公正な裁判」の保証、及び7カ月抗議が続くリーフ地方(北部)における「開発プロジェクトの早急な実施」に関する指示を受けたと発表した。

この発表に先立ち、ハルフィー報道官は次のように述べた。「同国政府は国王の指示のもとでリーフ問題に取り組んでいる。これは拷問や何らかの尊厳を貶める行為があったという全ての訴えに対する医学的検査(医療捜査)の自主的な情報開示と公正な裁判の保証を重視するためである。」

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( 翻訳者:高橋 舜 )
( 記事ID:42877 )