イラク:モースルでイラク軍兵士1000人以上が戦死
2017年07月04日付 al-Hayat 紙

■モースルの戦闘で1000人の兵士が死亡

【バグダード:本紙】

イラクの国際有志連合軍の司令官であるスティーブン・タウンゼンド将軍は、「ダーイシュ(イスラム国)は敗北寸前である」と発表、「昨年10月半ばにモースルの戦いを開始して以来、イラク軍は1000人以上の兵士を失い、約5000人が負傷した。一方、アメリカ軍の死者は二人だけである」と述べた。また同将軍は、ダーイシュ撲滅後のイラクにおいて、有志連合に役割が与えられることへの希望も表明した。

さらに、イラク軍は約300人の「ダーイシュ」構成員を幅300m長さ500m四方に包囲、勝利を祝う用意をしている。共同作戦司令部報道官のヤフヤー・ラスール准将は、公共テレビに対し、「勝利は間近になった。ティグリス川河畔まで、あと300mしか残っていない」と語った。昨7月3日、「War Media Cell」は依然ダーイシュ支配下にある6地区を示す地図を発表。6地区とは、ミーダーン地区、カワーズィーン地区、カリーアート地区、バーブ・シャット地区、シャフワーン地区、タワーブ地区である。

イラク警察司令官のラーイド・ジャウダト中将は、「我々の軍は、解放地区の掃討を継続。ナジーフィー地区にあるダーイシュ最後の拠点への突入に精鋭突撃部隊を送り込んだ」と発表した。また、「我々は立体駐車場、ヒザーム・モスク、ナクル広場を制圧し、ハーリド・ブン・ワリード通り及びナジーフィー地区方面に向け進軍している」と付言した。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:今竹良希 )
( 記事ID:42918 )