パレスチナ:アクサーモスク前にゲート型金属探知機設置
2017年07月18日付 al-Hayat 紙


■ゲート型金属探知機の問題は継続、数十人がアクサ―・モスク外で礼拝を行う。

【ガザ:ファトヒー・サッバーハ、占領下エルサレム:サマー通信】

7月17日、2日続けて、数十人のエルサレムの人々が、神殿の丘の門の一つであるライオン門で礼拝を行った。これは、イスラエル占領当局によって7月16日に設置されたゲート型金属探知機を通ることを拒否したものである。エルサレム及びパレスチナ地方のムフティー(ファトワーを出すイスラーム法学者)のムハンマド・フサイン師は、ゲート型金属探知機を通ってアクサ―・モスクに入った場合、礼拝が無効であるとのファトワーを出した。

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、ゲート型金属探知機の撤去に関して警察が出した声明に異議を申し立てた。同首相は、「ゲートはそのまま残り、今後も撤去されることはない」と述べ、撤去の決定は「私の許可を得ていない」とした。又、「何が起こっているか全て監視するため、モスク周辺に最新のカメラが設置される」と強調した。

昨17日に礼拝した人々は、自由にモスクに入る権利を強く訴えた。又、警備員を含むイスラーム・ワクフ局の職員も、ライオン門とマジュリス門に設置されたゲート型金属探知機を通って検査を受けることを拒否した。

ムフティーは、「アクサ―・モスクが現在置かれている状況の中、エルサレムのダール・イフターにおける協議の後、ゲート型金属探知機を通ってアクサ―・モスクへ入ることは許されず、ゲートを通って入った者の礼拝は無効であると全会一致で定められた」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:森山花彩 )
( 記事ID:43002 )