エジプト:エチオピアが今年中にGERDの貯水作業を開始することはない
2017年08月08日付 Al-Ahram紙


■水資源・灌漑相「エチオピアが本年中にGERDの貯水作業を開始することはないだろう」

【本紙:イスラーム・アフマド・ファラハート】

水資源・灌漑省は、エチオピアがGERD(グランド・エチオピアン・ルネッサンス・ダム)後方で貯水を開始したと一部で言われていることにつき、その信ぴょう性がない旨強調、またアディス・アベバが今回のナイル川の氾濫期中に貯水を行わない旨強調した。技術的評価は、GERD本体の建設状況を考慮し、2017年の氾濫期に貯水が行わる可能性がないことを確認しているからだという。さらに、各県の複数の地域でナイル川の水位が低下したが、毎年この時期になると、農業用水の消費が増加するため、これは自然なことだと指摘した。今回のナイル川の水位低下は、エジプトの水の安全保障にとって何ら脅威ではないという。

ムハンマド・アブドゥルアーティー水資源・灌漑相は、同紙への声明の中で以下の旨強調した。「エチオピアは技術的な見地から言っても貯水を始めていない。またこれまでの状況を踏まえると、現在の雨季にダムの建設作業を続けることは困難である。なお、建設作業は大幅に進んでおり、現在は建設工程の60%が完了している」。さらに同相は、以下のことを指摘した。「3カ国は原則宣言中の諸原則につき口上書を交わす予定だ。それらの原則は3カ国の相互合意と相互諮問に基づく初回のダム満水の方法ならびに貯水とその管理に関する方法を定めている。

 灌漑相は、交渉が滞ったことはなく、課題を完遂するための別の交渉ルートがあると述べた。

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(翻訳者:本間梨紗子)
(記事ID:43204)