シリア:紛争構造の変遷
2017年08月14日付 al-Quds al-Arabi紙

■シリアの鉄道線路上における移行期間

【ムハンマド・イクバール・バッルー】

国民と国家権力の間の紛争は、両者には何の決定権もない紛争へと、どのように移行したのか。これは専門家によって十分に検討されるべきことであり、革命や内戦においてでさえ滅多に生じない特異な状況である。最も奇妙なのは、両当事者が左右へ打ち付ける激しい波に屈し、従属的な役割に慣れ、麻痺すらしていることである。シリアの地には数百の民兵組織が展開している。その中にはシリア軍という民兵組織が含まれるが、シリア軍は正規軍から複数の国籍やリーダーシップ、後には複数の政策の混合へと変化した。支配地域拡大の野望が国際的なレッドラインになって以降、誰もが他国の領土への駐留や国境の策定という方法で行動している。シリアのいかなる地点においても、イスラーム国縮小の代償として以外に、彼らの領土拡張は一切ない。また、イスラーム国に対して以外に、新たな戦闘を開始することも許されていない。

もし今日、国際社会が全ての民兵に対して、彼らの支配地の境界に有刺鉄線を設置することを提案したら、皆がこの魅力的な提案を受け入れ、数百の国に分割することに同意するであろう。それは虚構のように思われるかもしれない。ところが、政権打倒のために戦闘を主張する組織であれ、対照的にシリア国家の維持を主張し、そのために政権を存置する必要性を訴える組織であれ、これらの民兵組織と実地で共存した者は、それが真実であることがわかるだろう。

このような紛争において、紛争の手先たちは、多種の国際的な諜報機関によって、あらゆるレベルですっかり飼いならされてしまった。それにもかかわらず、ここでの議論は、軍事的側面にのみ関するものとは理解されない。破壊は嵐のように吹き荒れ、軍事的、政治的、さらには報道に関わる決定や行動までもが、検討や明確なビジョンを欠いたものとなっている。というのも、実際にそれらは、ある国際機関の3年生か4年生の人物との何らかの連絡やスカイプのチャンネル上での会話から生じた。それからほんの数分で、決定がなされるのである。法律家が出すファトワー、政治的な決定をする将校が行う扇動、決議を行うため、にわかに結成された議会によって形成される意見のいずれかに依拠していようともである。

諸国は自国の国益のために、各国の為政者は私利のために行動する。一方で戦死者数は、シリアの内情に干渉したあらゆる国にとって、優先すべき課題ではないのである。これは、我々シリア人が頑なに理解しようとしない自明の事実である。それゆえ、我々は未だに各国の声明に期待し、会議に幻想を抱く。我々は知っておけば良かったのだ。開催される会議は全て、シリアの現状が良かれ悪かれ影響を与えるであろうものに関して、参加国が検討し合うものであることを。そして、参加国は実現できる可能性やその結果を検討し、この可能性が全ての参加国にとって適切で満足のいくものとなることを追求するのである。一方で、シリアの政治家は軍人と全く同様に、世界の国々はシリア人にとって適切な解決策を創出するために集まるのだと思っている。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:赤司萌)
(記事ID:43247)