シリア:イスラエルがシリア国内の工場を爆撃
2017年09月07日付 al-Hayat 紙

■イスラエルがシリアの化学兵器とミサイル工場を爆撃

【ドバイ:本誌】

シリア軍は以下のように発表した。イスラエルの戦闘機が今日(木曜日)明朝、ハマー県のマスヤーフ近郊にある軍事地の一つを爆撃した。その結果、2人の兵士が死亡したという。一方で、イスラエルとレバノンの報道機関は、今次の爆撃はミサイルと化学兵器の生産工場を狙ったものだったと報じた。

「シリア・アラブ通信社」(SANA)は「軍・陸軍最高司令部」が声明で述べた言として、以下の旨報じた。。「宿敵イスラエルの航空機は今日朝2時42分、レバノン領空から数発のミサイルを発射し、マスヤーフ近郊に位置する我々の軍用地の一つを狙った。結果そこで物的損害が発生、2人が殉職した。」

一方、イスラエル軍は爆撃を事実として認めることも否認することも拒否した。現在、同軍は「ヒズッブッラー」との戦闘を想定し過去19年間で最大級の軍事演習を行っている。イスラエルの「ハアレツ」紙は爆撃が「化学兵器開発のための科学研究・調査センターを狙ったものだった。」と報じ、3人の負傷者が出たことをSNS上にあるシリア系のアカウントから引用した。


また、複数のレバノン紙は以下のように伝えた。「イスラエルメディアは、イスラエル空軍が夜明けにシリアのハマー県近くのマスヤーフ地域にある化学兵器工場を標的ににしていたと表明した。」


そして「複数ののレバノン人がソーシャルメディアサイトのページ上で、今日の夜明けにシリアに向かってレバノン上空を低高度で通過し、シリアの同拠点を狙う戦闘機の音を聞いたと語った。」と明らかにした。

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( 翻訳者:高橋宗平 )
( 記事ID:43374 )