サウジアラビア:OPECの減産合意が米のシェールオイルを支える
2017年09月11日付 al-Hayat 紙

▪️OPECの減産合意がシェールオイルを支える

【リヤド:アブド・マフディー】

最新版の報告書では、最近実現した石油価格のわずかな回復は、アメリカのシェールオイル生産者の多くに増産の機会を与えたと述べた。

 アメリカのエネルギー情報局による最新予測は、アメリカの原油生産は年率で2017年には10%、2018年には3.3%増加すると指摘している。

 ジャドワー・インベストメント(サウジアラビアの大手投資会社)の報告書は以下のように述べた。「シェールオイルの生産量が増えたことに加えて、シェールオイル生産会社の財政状態も改善した。さらに倒産率は2017年で大幅に低下し、利回りが良い貸付金額は明らかに回復した。」

 しかし報告書はまた以下の点に着目している。シェールオイルの探査会社と生産会社は短・中期にわたって、その発達と回復を妨げる多くの潜在的問題に直面している。融資コストの上昇のみならず、運営コストの上昇を招く生産力の減少に直面するのだ。また報告書では、掘削、設備、労働力を含む石油産業関連のコストの上昇が予測される側面があることが取り上げられた。

 報告書によると、過去二年間シェールオイルの会社はコスト削減に成功していたが、今後もその削減手段の全てを継続することは困難である。結果として、2017年にアメリカのシェールオイルの相場がここ5年間ではじめて上昇すると予想されている。

(後略)

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( 翻訳者:八木瑛子 )
( 記事ID:43379 )