エジプト:ウスマーンのコーランの写本修復
2017年09月29日付 al-Hayat 紙

■エジプト:ウスマーンのコーランの原本展示への試み

【カイロ、アリー・アター】

エジプト国立図書館・公文書館は最近、ウスマーン・ブン・アッファーンのコーランの修復作業の終了を祝った。修復は、イスラーム・コーパス協会の協力のもと、約6年の歳月を費やしたプロジェクトを通して行われた。このコーランは、同館で最も古くかつ重要な収蔵品とみなされている。また、同館の館長であるアフマド・シャウキー博士は、原本を集めた初めての展示会開催のため、このコーランの補足頁を保持していると思われる国際図書館との協議を強調した。また、同館でのウスマーンのコーランの写本の修復は、更なる関連研究への広い扉を開き、アラブ・イスラーム世界で非常に重要な結果が出るだろうと付け加えた。

 エジプトのフルミー・ニムニム文化大臣は、この機会に、ムハンマド・サービル・アラブ前文化大臣に感謝を示した。アラブ前文化大臣は、国立図書館・公文書館の館長在任期の2011年3月に、このコーラン修復の決定を発表した。「当時は、この写本に触れることに警告を発する者もいた。」アラブ前文化大臣は専門家と修復家のチームに、エジプトのワクフ省の建物に保管されている同一のコーランの第二の写本の必要性を調査するため、準備をするよう指示した。また、現文化大臣のニムニム氏は、「私たちは今、多くの意味を持つ厳かな瞬間にいる。第一に、カリフ・ウスマーン・ブン・アッファーンは、コーランの編纂という、イスラームおよびムスリムにとって偉大な貢献を行った。」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:野村和 )
( 記事ID:43506 )