レバノン:トランプ米政権がヒズブッラー幹部に関する情報に対して懸賞金
2017年10月12日付 al-Hayat 紙


■ヒズブッラーの幹部2人を逮捕するため1200万ドルの懸賞金

【ワシントン:ジュワイス・カラム、本紙】

ドナルド・トランプ米大統領が今日、イランの核合意とテヘランに対する新しい戦略に関する演説を行おうとしているなか、米国務省は「ヒズブッラー」への動きをエスカレートさせ、タラール・ハミーヤ氏とフワード・シュクル氏の幹部2人に関するいかなる情報に対しても1200万ドルにおよぶ懸賞金を支払うと表明した。

米国務省は、ヒズブッラーの対外作戦部隊の幹部の1人タラール・ハミーヤ氏を逮捕するための情報を提供する者に700万ドル相当を、ヒズブッラーの最も著名な戦闘員の1人フワード・シュクル氏に関する情報に対して500万ドル相当を米政府が支払と発表した。国務省はまた、シュクル氏がヒズブッラーの事務局長ハサン・ナスルッラー師の側近で、同党幹部や2008年に暗殺された軍事部門司令官のイマード・ムグニヤ氏に近いサークルの1人であると述べた。ネイサーン・シールズ米国務省テロ対策調整官は記者団に対し、この懸賞金は過去10年間で米国がヒズブッラーのメンバーに対して科す初の措置だと述べた。

シールズ調整官はまた、「今日(昨日)発表された懸賞金は、幹部2人や彼らのグループに対する圧力を強めるためのもう1つの手段でもある」と加えた。米国は「ダーイシュ」(イスラーム国)のアブー・バクル・バクダーディ指導者、シリアの「アル=カーイダ」のアブー・ムハンマド・ジャウラニー指導者といったテロリストを逮捕するため懸賞金を支払うとしている。

(後略)

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( 翻訳者:新千尋・沼田駿・中島羽衣 )
( 記事ID:43553 )