レバノン:サウジ人が誘拐され、湾岸諸国民はレバノンから退去
2017年11月11日付 al-Quds al-Arabi紙

■サウジ人の誘拐、湾岸諸国民はレバノンから退去

【ベイルート、リヤド:本紙】

レバノンのノハード・マシュヌーク内務大臣は、政局を乱すために政治危機を利用することは許されないと強調した上で、レバノン政府はサウジ国民1名が誘拐された問題に取り組んでいると強調した。また、「サウジ国民の安全と平和、全てのアラブ及び外国の市民はレバノン政府とその諸機関にとり優先事項である。安定と平和の侵害は、超えることの禁じられたレッドラインである。関係諸機関が動員されている」と語った。

高等情報筋は、在レバノンサウジ大使館は誘拐されたサウジ人の奪還のために作業、レバノンの関係機関と調整を行っており、目下接触が取られていると本紙に語った。

シリア人の女性は10日、山岳レバノン県にあるレバノン治安部隊所管ガジール検問所に対し、サウジ国籍の夫が失踪したと訴えた。彼は9日夜に家を出て、約束に遅れないと言ったが帰ってこなかったという。

治安筋によると、誘拐されたサウジ人は、妻が検問所に通報した数時間後に妻へ連絡し、妻に対して、自分が誘拐されていること、シリアから話していること、誘拐した者達は釈放に150万ドルの身代金を要求していると語ったという。同治安筋は、関係機関が誘拐実行者の身元の特定と誘拐した動機の解明に努め、分析のために誘拐されたサウジ人に関する通信データを要請していると述べた。そして初期見積もりとして、誘拐の動機は個人的なものと推測し、事件には政治的な背景はないと考えているという。

湾岸諸国がレバノンから退去しと、現時点で同国へ渡航をしないよう自国民に呼び掛けたことで、レバノンに滞在、あるいは観光に来ている湾岸諸国出身者らが、ベイルート空港から自国に向かった。レバノンにおける治安情勢の段階を鑑みての措置だ。

バーレーン、クウェート、サウジ、UAEはレバノンに滞在、訪問している自国民に対して、出来るだけ早くレバノンから退去することを命じた。

(後略)

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(翻訳者:松浦孝祐)
(記事ID:43747)