エジプト:米国のエルサレムに関する決定を受け抗議デモ
2017年12月08日付 al-Quds al-Arabi紙


■エジプト:エルサレムのための怒りのデモ、イスラエル大使追放の訴え

【カイロ:本紙、ターミル・ヒンダ―ウィー】

アメリカのドナルド・トランプ大統領が同国大使館をエルサレムに移転すると決定したことに対し、エジプトでは民衆からの怒りの反応が相次いだ。またおなじみのカイロにある記者組合の階段ではデモ参加者を迎える動きも続いている。最後のデモから一年以上が経過していた。一方、複数の政党と組合は声明を発表し、その中でエジプト政権にイスラエル大使を追放するよう要求、アメリカ製品のボイコット・キャンペーンを開始すると発表している。

また、記者数百名が、カイロにあるエジプト記者組合の階段でデモを行った。

抗議参加者たちは、アメリカ合衆国とイスラエル、アラブの諸政権に反対するシュプレヒコールを挙げた。また、彼らはイスラエル国旗2枚とイスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相の写真を燃やした。

さらに抗議者たちは、アラブ側のアメリカ合衆国との断交、アメリカ合衆国大使館の閉鎖を要求した。さらに、エジプトを含むイスラエルと和平合意を結ぶ国々にあるイスラエル大使館の閉鎖を要求した。

抗議参加者の一人で、教育を受けていないただの農民と自称する女性は、以下のように述べた。「我々はパレスチナを応援しに来ている。彼らへの抑圧はもう十分だ。彼らは抑圧され、土地を奪われている。その上、奴らはエルサレムを踏みにじっている。大使館はどうするというのか。」

またこの女性は、「私は宗教とイスラーム、パレスチナを支持しにここに来ている。なぜなら、パレスチナはエジプトだからだ。彼らの血は我々の血だ。彼らの尊厳は我々の尊厳だ。奴らはアラブ人を殲滅するまで、我々から次々に国を奪うのだ。私は、アラブ人に目覚めよ、覚醒せよと言いたい。あなたたちの出番だ」と付け加えた。また、アラブ人たちが代々伝え合ったシュプレヒコールは、「エルサレムはアラブだ」に加え、「パレスチナはアラブだ、シオニズムなどものともしない」、「アメリカは滅びる」、「イスラエルは滅びる」といったものがある。それらに加え、抗議者たちは比較的新たなフレーズを叫んだ。その中には、「パン、自由、エルサレムはアラブだ」が含まれる。これは、「パン、自由、社会的公正」というシュプレヒコールに類似している。2011年にフスニー・ムバーラク政権を退陣させたエジプトの蜂起は、このシュプレヒコールで名を馳せた。

(後略)

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(翻訳者:藤木郁理)
(記事ID:43917)