サウジアラビア:証券取引所は「アラムコ」との対話を継続
2018年03月01日付 al-Hayat 紙

■香港の証券取引所CEO:「アラムコ」との株式提供に向けた良き対話を進めている

[ダーラン:本紙]

香港証券取引所CEOのチャールズ・リー氏は昨日、世界の証券取引市場において予定されるサウジアラビア「アラムコ」の莫大な株式の公開に関して、香港証券取引所が同社と「良き対話」を「活発に」続けていると強調した。今回の発言は、「アラムコ」が国内で鋼鉄生産の統合工場を建設する意思を明らかにしたことを受けたものだ。アラムコは最近、サウジアラビア東部ラアス=ハイル地域で同工場建設の実行可能性調査を実施するために、「新日鐵住金」と「サウジアラビア住友商事」との間で覚書を締結した。

覚書を締結したのは、「アラムコ」からは調達・供給連鎖管理会社副社長のアブドゥルアズィーズ・アブドゥルカリーム氏、「新日鐵住金」の常務執行役員の飯島敦氏、そしてサウジアラビア住友商事の坂田一成氏、サウジアラビア住友商事・取締役社長の阿部雅志氏だ。また「アラムコ」の技術サービス・上席役員のアフマド=サイーディー氏及び参画企業の執行役員が締結式に参加した。

サイーディー氏は、「サウジアラビア・アラムコが覚書に調印することで、国内供給連鎖が強化される。アラムコは国内の供給連鎖を支えている。」と述べ、「新しい鋼鉄工場の存在がコストと輸送時間を縮小させ、国内市場で最良のサービスを顧客に提供する」と付け加えた。

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( 翻訳者:竹内凜太朗 )
( 記事ID:44435 )