パレスチナ:占領者による犯罪は続く
2018年04月22日付 al-Watan 紙

■イスラエルはガザ地区との境界線にて子供に対する犯罪を続け、米国はそれを正当化
■シャアスパレスチナ大統領顧問:「我々は占領者の司令官を国際刑事裁判所に訴追する」

【被占領地パレスチナ:ムハンマド・アブーシャバーブ】

ガザ東部の分離フェンス付近でパレスチナ人の血が大量に流されつづけている。これは拡散弾頭をはじめとする国際法で禁止されている武器の使用を躊躇わず、当事者たちの分断を引き起こす占領者(イスラエルのこと)の銃弾によって流される血だ。そしてこれらの犯罪と国際的正義の不在に対して国際社会は沈黙を通している。昨日(21日)ガザ地区の数千人ものパレスチナ人たちが4人の殉教者たちに最後の別れを告げた。殉教者の中にはムハンマド・アイユーブ少年や障がいを持った者もいた。彼らは「殉教者と囚人たちの金曜日」(の抗議行動)に参加した際に占領者の凶弾に倒れた。

殉教者たちの葬儀に参加した人々は、国際社会が占領者の犯罪に対して沈黙していることと、国際的正義が実現されないことを非難した。また、占領者の犯罪行為とガザ東部の分離フェンス沿いでの平和的なデモにおける虐殺は、今年3月30日から始まった「大帰還の行進」への彼らの参加を妨げるものではないことを強調した。この「行進」は今までに40人程の殉教者と数千人の負傷者をだしており、地区内の病院は彼らで溢れかえっている。これを受けて保健庁は救援を呼びかけるに至った。この呼びかけでは、医薬医療品の不足が深刻な中で、同庁が国際社会に医薬品の提供を求めている。また同時に「大帰還の行進」での負傷者の増加を受けて、市民には献血を呼び掛けている。

(後略)

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( 翻訳者:中島羽衣 )
( 記事ID:44700 )