エジプト:30万匹の猫のミイラがファラオたちの来世に捧げられる(1)
2018年11月11日付 al-Hayat紙

■30万匹の猫のミイラがファラオたちの来世に捧げられる(1)

【カイロ:本紙】

古代エジプトの生活は未だに驚きをはらんでいる。というのも、エジプト考古大臣ハーリド・アナーニー氏が昨日(10日)発表した考古学的な発見は、古代エジプト人が動物とその収集に強いに関心を持っていたという事実を明らかにしたのだ。ギザ県と(南部の)ミニヤー県の2県にまたがるサッカーラ地区で発見された7つの古代の墓には、ファラオたちの第2の人生で彼らを待っていると想定される30万匹以上の猫のミイラが内蔵されていた。

ミイラ化は第2の生命のために体を保存するための古代エジプト人の手段であり、古代にエジプト人のもとでそうした動物が何を意味したか反映するべく、大量の猫がミイラ化される運命となった。また同大臣によると、その関係は古代エジプト人と彼らのペットとの間の親交や友愛に限定されず、むしろそれを超えていたとのことだ。

さらにファラオの栄光は猫程度にはとどまらなかった。というのも、ある墓にはライオンのミイラの骨格があり、またワニやコブラのミイラ、そして最も奇異なものとして200匹のスカラベのミイラが収められていたのだ。スカラベは昆虫の一種で、ファラオたちはそれを「幸運のお守り」とみなしていた。また、これは古代エジプトの信仰に則って、死後にで完全な生命を取り戻したいという古代エジプト人の望みも示している。

そして、あたかも本当にスカラベが幸運と関係があるかのようだった。というのも、エジプト考古学最高評議会のムスタファー・ワジーリー事務局長は「スカラベのミイラ」はエジプトや世界中で最も珍しい発見の一つだと言及し次のように語ったのだ。「200匹以上のスカラベが入った箱が我々の手元にある。この発見で際立っていることは、スカラベのミイラ、パピルス紙、ワニのミイラ、コブラのミイラが入った木製のコブラ像が初めて発見されたことだ」

一方エジプト考古大臣は、この発見を複数の国の30人の大使が出席する中で披露し、「発見された墓のうち3基は新王国のもので、4基は古王国のものだ」と語った。また、新王国時代の墓は古代エジプト人が神聖視した猫を埋葬するために使われたことにも言及した。なお、ミニヤー県の墓では30万匹以上の猫のミイラが発見されると同時にライオンのミイラの骨格も発見されている。

(2)に続く

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:松浦葵)
(記事ID:45731)