レバノン:組閣の遅れをめぐる政界関係者の発言
2018年12月27日付 al-Hayat 紙

■スライマーン元大統領サルマーン、ミカーティー元首相、サアド・ハリーリー首相はアウン大統領の「新たな習慣を生み出している」という発言についてコメント
■ビッリー国民会議議長は特定のグループに組閣が遅れていることの責任を負わせないと発言
■アウン大統領の報道官は「何人も超えることができない大統領の地位がもたらす力」を強調

【ベイルート:本紙】

(レバノン)政界は昨日(26日)、ベイルートで議論に勤しんだ。議論の内容は、ミシェル・アウン共和国大統領が一昨日(25日)に組閣危機に関して発言した中で言及した「組閣に関して、一部の者は今までにない複数の新たな伝統を生み出しており、そして我々はそれらの解決策を見出すのにある程度の時間を必要としている」という文言が誰のことを意図しているのかだ。

硬直状態にある(組閣に関する)政治的な決定は改めて行き詰まりを見せており、多岐にわたる複数の政治関係筋が本紙に対して次のように指摘した。「このようなやり取りの動きは祖国が行われることなく過ぎるであろう休暇シーズンの終了を待つ必要がある。そしてこれはアウン大統派および『自由愛国運動』と、『ヒズブッラー』の2つのグループがSNS上で政府の機能不全(の責任)を互いに非難しあうことを制限するのに成功したのにもかかわらず、再び問題のある状態に逆戻りしたことを明らかにするものである。」また同情報筋は、2つのグループの指導層はこの非難の応酬を止めるための方針を示したと明らかにした。

さらに、昨日テレビ局『OTV』が伝えたところによると、「自由愛国運動」の報道官は次のように語ったとのことだ。「ミッシェル・アウン大統領は伝統以前にまず倫理を根付かせる、という自身の国家的な仕事に取り掛かっている。大統領は、政治とは他の何よりもまず…力であること、地位による力、運営力による力、国民を代表することによる力であることに気付いている。そして一昨日から一部の者を恐れされているかもしれない(組閣関連の)決定に関するこの力は、否定することのできない事実であり、圧倒したり破棄したりすることのできない地位にあることに加えて、安心要素であることを改めて証明するだろう。」

(後略)

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( 翻訳者:横手稜太朗 )
( 記事ID:45987 )