ヨルダン:アラブ議会はイスラエルとの関係正常化拒否を堅持(2)
2019年03月04日付 al-Quds al-Arabi 紙

■サウジアラビアとエジプトの反対にもかかわらず、アラブ議会はイスラエルとの関係正常化拒否を堅持(2)

【アンマン:本紙】

タラーウィナ下院議長は様々な代表団と合意に至り、レバノンのナビーフ・ビッリー国民議会議長、パレスチナ代表団、シリアのハムーダ・サッバーグ人民議会議長がタラーウィナ議長への支持の言葉を表明した。

アラブ議会の会議は日曜日(3日)、ヨルダンの首都アンマンで「エルサレムはパレスチナ国家の永遠の首都である」というスローガンのもと始まり、16のアラブ諸国の国会議長らに加えて、その他のアラブ諸国の議会から代表者らが参加し、2日間行われた。

以下が会議の声明である。

「我々、ヨルダン・ハシミテ王国で開催された第29回アラブ会議に集まったアラブ諸国の各議会の議長および議員は、アラブ議会憲章に明記された原則・目標・狙いやその内部規則を堅持することを確認する。なお、これらは共通の歴史、状況や行く末における一体性、アラブ共同体の最善の利益を守るアラブ共通の行動原則から生じるものである。また、これらは我々のアラブ諸国自身に対する歴史的責任を自覚してのものであるとともに、アラブ共同体が直面する困難を協議する重要性と、あらゆるレベルでパレスチナ問題を支援する努力の一体性の堅持、および部分的解決によって同問題の清算を試みるいかなる計画に対峙するためのしかるべき措置を講じる必要性を確認してのものである。なお、我々は議員として(同問題を部分的な解決によって清算することは、)地域の将来と持続性、および領土の安全を脅かすものだと考えている。」

「我々の会議のスローガンは『エルサレムはパレスチナ国家の永遠の首都である』であり、そのためこのスローガンは措置やイニシアティブを通じた一連の行動と互いに照応されるべきである。また、パレスチナ人たちの自身の土地をかけた抵抗への支援と彼らの問題の公正な勝利のために、アラブ議会の行動の核を形成するための(スローガンと行動の)一致とすべての会合やプラットフォームにおけるあらゆる努力を通じて、この一連の行動は実を結ばなくてはならない。以上のことから、アラブ議会は以下を決定した。」

(3)に続く

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( 翻訳者:馬場響 )
( 記事ID:46414 )