イスラエル・パレスチナ:ネゲブ砂漠のラハトで世界最古のモスクが見つかる
2022年06月22日付 al-Quds al-Arabi 紙


■パレスチナのネゲブ砂漠における歴史的モスクの発見

【ナザレ:クドス・アラビー】

世界最後のモスクの一つとみられる大規模な歴史的モスクの存在が、48年パレスチナ領であるネゲブ砂漠内のラハト市で明らかとなり、パレスチナにおけるイスラーム教の発展に脚光をあてている。イスラエル遺跡局は、今回発見された歴史的モスクが2019年にネゲブ砂漠最大のアラブ人集合住宅であるラハト市南での開発と建設の作業中に発見された歴史的モスクに類似していると言及した。最近の発掘作業によって、ラハト地区におけるビザンツ時代の巨大な城の残骸と、それに隣接して1200年前の農村の巨大で希少なモスクが発見されていた。

研究者たちは、今回残骸が発掘されたビザンツ時代の城が、耕作を行っていたキリスト教徒たちが建設した広大な農場の一部だと推測している。その農場には、塔や要塞、強固な壁によって仕切られた部屋などが含まれている。また、この場所では、隣接する丘の上で大きな広場や様々な住宅が発見された。この住宅は、前述の農場の建設から1世紀後に作られたと思われる。

(後略)

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( 翻訳者:堀江龍之介・西岡駿 )
( 記事ID:46557 )