UAE:フェイスブック 社が「偽アカウント」を削除
2019年10月04日付 al-Quds al-Arabi 紙

■フェイスブックはカタールとトルコを非難していたUAEとエジプトの「偽」アカウントを削除、

【ワシントン:本紙】

フェイスブックは374件のアカウントに加え、数十件のページやグループを削除した。削除されたのはエジプト、UAE、ナイジェリアを発信源としたもので、SNS規約に違反していたという。

今次の削除は、木曜日夜、同社のウェブ上で公開された声明で発表された。

フェイスブックの発表によると、今回の削除は2種類のグループに対して行われた。最初のグループでは211件の個人アカウント、107件のページ、49件のグループ、87件のアカウント(インスタグラム)が削除された。UAEやエジプト、ナイジェリアで見られた「組織的な不正行為」に関わっていたためである。

同社の声明発表によると、ページの持ち主であった人々は「偽アカウントを使ってページを運営し、イエメンでのUAEの活動を援護するローカル・ニュースを発信していた。また、カタールやトルコ、イランを批判していた」。

また、「これらの人々は自身の個人情報を隠蔽しようとしたが、我々の調査により、彼らとマーケティング企業3社の間に繋がりを発見した。3社とは、UAEのチャールズ・コミュニケーション社、エジプトのフレクセル社、ナイジェリアのミントリーチ社である」と述べた。

第2のグループで削除されたアカウントのほとんどはエジプトを発信源としており、163件のアカウント、33件のグループ、4件のインスタグラムのアカウントが対象となった。

同社によると、第2のグループで削除の対象となった当該アカウントは、UAEとサウジアラビア、エジプトを支持する一方、カタル、イラン、トルコ、イエメン南部の分離派を批判する政治的なコンテンツの配信を集中的に行っていたという。

また同社は、調査によって、これらのアカウントとエジプトの週刊紙との間に関係があることを発見した。

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( 翻訳者:二瓶恵理子 )
( 記事ID:47718 )