シリアで繰り返される国際法違反行為は最悪の見本
2019年10月16日付 al-Watan 紙

■人民議会代表団は列国議会同盟(IPU)の会合に参加
 アンズール:シリアで起こっている国際法への違反行為は最悪の見本である


【シリア:本紙】

シリア人民議会ナジダット・アンズール副議長は、シリアでの度重なる国際法や一般原則への違反行為が、すべての国際規範や国際法への違法行為を覆い隠す最悪の見本となっていると見なした。最近の違反行為はトルコによる攻撃とシリアの一部占領である。
外交移民委員会ブトロス・モルジャナ委員長も(その行為を)「国土侵略」と主張した。これはトルコ大国民議会議長が「トルコのシリアに対する軍事行動はアダナ協定に基づくものだ」という発言に対するものである。

セルビアで開催された第141回列国議会同盟(IPU)において人民議会代表団のアンズール団長は、シリア政府を代表して演説を行った。ワタン紙はそのコピーを入手した。(演説の内容は以下である)「世界は今、深刻な岐路に立っている。そして度重なる国際法や国際基準への違反行為を目撃している。国家主権の尊重や国際法の遵守といった基本原則さえも守られていない。危機的状態は慢性化し、それを克服することは非常に難しくなった。だが克服するのは、我々の直接的な責任である。なぜなら我々は国民の真の代表者だからだ。」

アンズールは(壇上から)問いかけた。「われわれIPUのメンバーは、国際秩序を維持する一方で、国民の代表として彼らを救うために何をするべきなのか?」そして地球の幸福を思いのままに支配する暴力に、国民がまさに今、そして将来も脅かされ続けると警告した。

(後略)

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( 翻訳者:清水杏 )
( 記事ID:47847 )