中国発貨物列車、マルマライ線を通過
2019年11月07日付 Milliyet 紙


 中国を起点としてカルス経由でトルコに入ってきた列車は,マルマライを走行してヨーロッパへと通過する初めての貨物列車となった.
 アジアからヨーロッパへと,マルマライの海底トンネルの線路を通過して,分断されることなく走行することになる初めての貨物列車である「長安」号は,列車を2つに分けた状態でマルマライのアユルルックチェシュメシ駅を通過して目的地へと運転を続けた.列車は,長さと重量が原因となってマルマライを通過することに問題があるため,列車を2分割した状態で海底トンネルを通過した.列車は,カプクレ駅でもう一度1本の列車となって運行を続ける予定であることが分かっている.
 中国の西安市から発車した「長安」号は,中国を起点としてマルマライの海底トンネルのルートを走行する初めての貨物列車としての記録を持ち,その運行ルートはチェコの首都プラハを終着点とする予定である.マルマライの海底トンネルのルートを通過して,分断されることなく走行することになる初めての貨物列車は,11月6日の16時30分に開催されたセレモニーによって,アンカラ駅からチェコの首都プラハへと送り出された.今日,1本目の列車は朝4時24分に,2本目の列車は5時にマルマライのアユルルックチェシュメシ駅を通過し,運行を続けた.マルマライを列車を2つに分けた状態で通過した列車は,カプクレ駅で再び連結されて1本の列車となり,運転を続ける予定であることが判明している.
 中国国鉄エクスプレス社は,42個の同じ電気製品を積荷として輸送し,列車全体の長さが820mとなる42両のコンテナ貨車を使用して,2つの大陸,10か国,2つの海を越えながら,12日で11,483kmの道のりに列車を走らせた.列車の経路上に位置する国は,中国・カザフスタン・アゼルバイジャン・グルジア・トルコ・ブルガリア・セルビア・ハンガリー・スロバキア・チェコである.列車のトルコ国内での経路は,アハルカラキ・カルス・エルズルム・エルズィンジャン・シヴァス・カイセリ・クルクカレ・アンカラ・エスキシェヒル・コジャエリ・イスタンブル・カプクレ(エディルネ)である.

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( 翻訳者:宮崎友裕 )
( 記事ID:48007 )