コロナ危機に瀕して我々が考えるべきこと⑷
2020年04月08日付 al-Quds al-Arabi 紙

◾️熟考の呼びかけ⑷

【オマーン:アーン・ビント・サイード・キンディー】

 今回教訓からきちんと学んだ人は、間違いなく環境保護と地球温暖化防止への取り組みの大切さを理解したはずだ。環境保全を国の開発計画の前提条件にする人は、グローバルな役割を果たすだけでなく、高水準の生活を実現することになる。今回教訓から学んだ人は、自然と調和した、決して自然を破壊しない都市計画の大切さを知るだろう、それは私たちの祖先がやってきたことに他ならない。教訓から学んだ人は、様々な(分野での)優先順位についての新しい開発モデルに努めるだろう。そして適切な開発優先順位が決まれば、トップから社会に届く連続した結果として、社会は一般的な傾向に生活の優先順位を設定する。この優先順位においては、宗教的な儀式としての寄付が貧者への住宅増大より価値があるとは言えない。

 私たちはこれまで石油枯渇の幻影に追いかけられてきた。今、私たちは、豊富な石油だけではマスクは買えないことに気が付いた。結論として、石油価格戦争のたびに私たちは強くなり、災難に会うたびに私たちは人間的に近づき、景気が悪くなるたびに私たちは自信を大きくする。

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( 翻訳者:YA )
( 記事ID:48885 )